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英首相、集中治療室に 新型コロナ症状悪化

新型コロナウイルス検査で陽性と判明した際に、自身の状況を説明するボリス・ジョンソン英首相。英首相官邸提供(2020年3月27日撮影、同年4月3日提供)
【AFP=時事】(更新)先月末に新型コロナウイルス感染の診断を受けていたボリス・ジョンソン英首相(55)が6日、症状悪化に伴い集中治療室(ICU)に移された。英首相官邸が発表した。 政府報道官によると、ジョンソン氏はドミニク・ラーブ外相に対し「必要な部分について」首相代行を務めるよう要請した。
ジョンソン氏はこれに先立つ5日夜、せきと発熱が続いたことを受け、検査のためロンドンの病院に入院。翌6日の昼ごろにはツイッターに、「私は元気だ」と投稿していた。
だが英首相官邸の発表によると、ジョンソン氏はその後、容体が悪化し、午後7時(日本時間7日午前3時)ごろにICU病棟に移された。現在意識はあり、ICUへの移送は人工呼吸器が必要になった場合に備えた予防措置だとされる。
政府報道官は、「首相は素晴らしいケアを受けており、国民保健サービス(NHS)職員全員の努力と献身に感謝している」と付け加えた。【引用 終わり】

今の英国は、コロナ危機に見舞われているだけでなく、EU離脱の最中です。つまり、今英国は、ただ一人の人物の去就によって《歴史が変わる》局面に立っています。
国家の方針が決まっている普通の時であったなら、「ちょっと失敗」しても「ちょっと直そう」で済みます。ところが今は、「どこにいくか」国家の方針を決めている最中です。 
簡単に言えば、メイ元首相は、「形だけはEUから抜けても、ヨーロッパの国であり続けよう」としました。しかしジョンソン首相は、「英国は、独自の道を歩むべき」と言う意見で、国のかじ取りをしています。
今は、歴史が動いている時なのでありましょう。
ただ危機の時には批判を恐れぬリーダーが必要です。
ジョンソン首相の一日も早い御快復を、極東の地からお祈りしています。

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