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(七重の主張)持病のある人はかかりつけ医で、元気な人は全国2万か所の日曜ワクチン接種会場で、国が全国的な戦略を立てて、各自治体に協力をこうていれば、多分もう感染は、ほぼ終結していたでしょう。


2019年7月の参議院議員選挙の時の投票所の数は、全国で4万7044ケ所だそうです。この投票所の半分の全国2万か所の日曜ワクチン接種会場で500人ずつ接種すれば、1日で一千万人に接種できます。
日本に32万人いる医師の半数は日曜日には診察を休んでいると思いますので、一回の日曜日に4万人ずつの有償ボランティアをつのるのはさほど無理な事ではないような気がします。
つまり、私はワクチン接種を実行する医師・看護師の都合を無視して、多くの医師たちが協力しづらいシステムでワクチン接種を遂行しようとした・国家の戦略ミスによってワクチン接種での大混乱が発生していると考えます。
国家の戦略ミス。
ワクチン接種を各自治体に丸投げした結果の事態に、私の考察を付けます。
① 接種を迅速に行える市町村と、もたもたする市町村がでて、接種がモザイク状態になった。
(考察) ワクチン接種は国家的な取り組みだったので、国家がリーダーシップを発揮して、全国一律の戦略を練るべきだった。
② ワクチン供給予定を提示しない為に、自治体が疑心暗鬼になって、ワクチンが届いてから接種の予約を受け付ける後手に回ってしまった。
(考察) ワクチンがこのように各企業から到着する予定なので、こうやって配布する予定だと公表すべきだった。恐らく、国は「国に○○だけ届いているのに、自分の所には〇しか来ない」という苦情にさらされたくないから、ワクチンの到着予定を発表してこなかったと思うが、これは却って、「ワクチンは、自分の市には来ないかもしれない」という疑心暗鬼を生んでしまいますので、自治体がワクチンの到着をまって動こうという気にさせてしまいます。
③ 公務員の性として、名簿作りに熱中しワクチン接種がその後になっている。名簿が出来るまでワクチンが接種できなくて、3千万回以上のワクチンが自治体に配布されているのに670万回しか接種されない事態になった。
(考察) ②と③を合わせて、自治体のワクチン接種がのろい理由になっています。重要なのはワクチンを接種する事であって、名簿を作る事ではないのですが、公務員の感覚では名簿を作るラナイとワクチン接種が出来ないという錯覚に陥っていて、ワクチン接種遅らせる一因になっています。
いかに名簿を簡便に作るかについては、次の④平日接種の困難。⑤ 接種者の分類の間違いにも付記します。。
④ 平日接種の困難。
医師・看護師の確保に各自治体はきりきり舞いしているが、これは自治体が平日もワクチン接種に協力してくれる医師・看護師を探すからである。
ボランティアをするときに仕事を休んでいく人は少ない。災害ボランティアだって、土日である。だから、医師・看護師が平日に外来に訪れる患者を捨てて、ワクチン接種にいけないのは当然である。どうも公務員は、こういった発想にかけていて、平日にも協力しろと無理押ししてしまうので、却ってそっぽを向かれる事態になっている。
④ この度国家は65歳以上の人に先に接種をと決定しました。しかしこのくくりは、以下にも官僚的です。いかにして、ワクチン接種を効率的に進めるか?の観点が向けています。
(考察) 私は、接種の分類は、
1老人ホーム入居者と、介護者
2持病を持ち、毎月かかりつけ医に通っている人。
3 健康で、病院に通っていない人。
の3種類に分類すべきだったと考えます。
1 老人ホーム入居者と介護者は、最優先で接種する。
老人ホームでクラスターが発生すると壊滅的被害が出るので、可及的速やかに最優先で接種する。
尚、老人ホームには、入居者と介護者の名簿があるので、この名簿は自治体が作成する必要はない。自治体は報告を受けるだけである。
2 持病を持つ人は、かかりつけ医で接種する。
持病を持つ人は接種すべきか否かも含めて、かかりつけ医と相談したいものなので、かかりつけ医が接種することが最適である。
また、2度目の接種はファイザーワクチンは3週間でモデルナワクチンは4週間なので、かかりつけ医接種ではモデルナワクチンを使用する、またはファイザーワクチンでも間隔を4週間に変えれば、毎月の病院通いのついでにワクチン接種が出来たので、持病を持つ人のワクチン接種はかかりつけ医が最適だった。
接種が本格的に始まる、5月半ばよりも2~3ケ月前から、全国の病院と患者で月一の診察の際にワクチン接種が出来るように、事前に接種の予約を取って、親切と接種が一度で出来るように予約調整をしておけば完璧だった。
かかりつけ医接種の場合でも、接種の名簿はかかりつけ医が作るので、自治体が作成する必要はない。自治体は報告を受けるだけである。
3 健康な人は、日曜ワクチン接種センターに自分で申し込んで接種する。
日曜ワクチン接種センターが、全国に2万ケ所できるのか、選挙の投票所と同じ4万か所できるのかは、架空の話なので見当もつきません。どれだけの医師・看護師が協力してくれるのか、又ワクチンの配布状況によっても違うからです。
ただ、一か所の投票所に分類される国民は、おおくても1ケ所5千人程度だろうと推測します。すると、5千人の中で、かかりつけ医に変わっている人と、若年で接種対象にならない人をのぞけは、1ケ所の接種センターでは3千人程度からの接種予約を受け付ければよい事になります。
5万人とか100万人の中から、名簿を作るのは大変ですが、3善人程度の中から、電話やメールで予約を受けて500人の名簿を作るのは、さほどの手間ではありません。選挙の投票所ごとならば、すでに全員の名簿があるので、予約の電話はこの名簿をもとに受ければよい訳です。
そして、接種日を日曜日に限れば、名簿作成や後処理に6日を使えるので、一ケ所の事務は少ない人数でスムーズに進むはずです。
日曜ワクチンセンターの名簿や事務処理は各自治体だと思いますが、全市を対象にするよりは、少ない人数ごとに処理した方が簡便になります。
1.2.3
尚、1.2.3の順番は、1は最優先でも、2も3も同時進行で行います。2の かかりつけ医に通っている人が全国で1千万人いるのか3千万人いるのか、私には皆目見当がつきませんが、事前に調査して接種計画が立てられていれば、どこの市にかかりつけ医接種用に毎週どのくらいワクチンを配布すればよいのかは事前にわかっていたはずなので、残りで日曜ワクチン接種センターを運営すればよかったわけです。
準備さえしていれば、来週の日曜日にワクチン接種しますという運用は可能だったろうと思います。
また、高齢者を先にしたければ、日曜ワクチン接種センターの予約を高齢者から先に受け付けるという事もできますので、運用次第でどうとでもなるのです。
聞くところによれば、ファイザーワクチンはワクチンは4月までに1千万回以上(2千~3千万回かも)、5~6月に7600万回日本に来ています。モデルナワクチンの半分が来ているとすれば2500万回です。
もし、これらのワクチンが迅速に接種されていたとしたら、すでに日本人の半数が2回接種を終えています。そうなれば、すでに感染は収束に向かい、東京オリンピックも何のこともなく開催されたでしょう。
今、ワクチンはどこにあるのでしょうか? 政府の倉庫なのか? 自治体の倉庫なのか?
まだまだワクチン接種は半ばです。これから64歳以下の人達が接種するのであります。私は、国家をあげて戦略的に接種を進めて頂きたいと思います。
 
尚、滅茶苦茶なやり方ですが、とりあえず接種券を全部配ってしまって、名簿なんか作らずに、自治体が持っている在庫ワクチンで、日曜日に医師と看護師を集めてワクチン接種所をつくって、接種券もって並んだ人にワクチンを接種したら、一番早く接種できると思います。全国でやれば、多分1日1千万人ぐらいは簡単に摂取できると思います。
目的は、ワクチン接種です。ワクチン接種用の名簿をつくることではありません。そしてその名簿をもとにして、美しくスムーズにワクチン接種所を運用する事でもありません。
多少ワクチン接種所で混乱があっても、ワクチンを接種できればよいのです。美しいワクチン接種所の運営をめざしてゆっくりワクチンな接種を進めていたら、接種券を求める人達で東京の区役所では混乱が発生しています。
 
PS、今月の初めに聞いた話では、わが市の接種終了目標は来年の3月だということでした。はて? ワクチンの接種期限を過ぎてしまうが…。と疑問に思いました。1週間前に聞いたら、ワクチン接種の終了目標は今年の11月になっていました。首相がいったからだそうです。
どうやるのかといえば、地域の拠点病院に「わが市だけに」全面的に協力して貰うそうです。隣近所の市町村はどうなるのでしょうか? 今でさえ、わが市よりも高齢者の接種が遅れているのに…。
ついでにいうと、わが市で働いている人はわが市の市民だけではなく、隣近所の市町村からも着ているので、わが市の市民の接種だけ終わっていても、企業活動を正常化する事は出来ないし、飲食店も普通の営業はできないのに…。
最も、市も社会保障施設は別枠で接種を早めるそうですが、別枠接種が可能ならば、もうすぐ台風シーズンなので、警察・消防・消防隊員・避難所担当の市職員の皆さんも優先接種をしていていただきたいです。土砂崩れの現場や、水害救助の現場などでマスクの着用・ソーシャルディスタンスなどと言われたら、私達一般市民は、安心して救助される事が出来ませんから…。自衛隊の皆さんも速く接種して下さい。大地震はいつ来るかも解りません。自衛隊が救助に来た→感染が広がったでは困ります。また優先してワクチン接種をするからこそ、災害から国民を救助しようと士気も上がると思います。
最後は愚痴になってしまいましたが、どうも、お役人の考える事はよくわかりません。

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