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単に シンガポールの雨季が終わって 3月から湿度が低下したから感染が増えたのだと、私は考えます。 ●焦点:優等生シンガポールでも感染増、コロナ封じ込めの困難さ

写真は2日、人気のないマーライオン公園で撮影
[シンガポール 2日 ロイター 抜粋] - シンガポールはこれまでは、新型コロナウイルスとの闘いで世界の模範と称賛されてきた。しかしこの小さな都市国家で今、お得意の徹底した策をもってしても感染拡大に歯止めがかからない。疫学専門家は、世界が新型コロナ封じ込めに取り組む上で、シンガポールの例が先行きに不吉な影を落としていると懸念している。
今年1月の時点では中国以外で新型コロナの痛手が最も大きかったものの、厳格な住民監視や隔離措置などの導入が流れを食い止めるのに奏功。世界保健機関(WHO)から高く評価されるに至った。
シンガポールは他国・地域に比べて検疫がしやすい国だ。人口は570万人程度の島国で、端から端まで車で1時間もかからない。入国管理の場所も多くはないし、医療体制も堅固だ。
現状、新型コロナの死者は4人にとどまっている。ところが、封じ込め策には緊張の兆しが出てきている。
感染者数は4月1日に1000人に達し、前日からの増加は74人とこれまでで最多になった。特にこの1週間で感染者が倍増して、総数は3月末で前月末に比べ10倍近くになった。国内感染が70%を占めるようになり、多くは感染者との接触が確認されない単独感染だ。
専門家によると、シンガポールですら防疫態勢が破られているという事実は、新型コロナ感染の拡大抑制の難しさを物語る。
米ミネソタ大学の感染症専門家、マイケル・オスターホルム氏は「シンガポールの方法は最善の策の一つと見なされてきた。他の諸外国に示されている今の現実は、このウイルスに反撃し、ねじ伏せたままにしておくのがいかに難しいかということにほかならない」と話す。
コンプライアンス部門のマネジャーのアービング・チャンさん(43)は、「何をすべきか、これからどうすべきかをよく考える必要がある」と警戒を口にする。
同様に厳格なコロナ対策で褒められてきた台湾も最近、外国からの感染持ち込みが増加したほか、確認できる感染源が不明な小さな感染域がいくつも出現している。
中国では当局者は帰国者による感染持ち込みに焦点を変え、無症状の感染者が流行第2波をもたらす可能性を警戒している。
<眠らないコロナ>
WHOはこれまで、厳しい移動や外出の制限措置を取らなくても新型コロナを抑制できる例としてシンガポールを取り上げていた。
しかし、同国の専門家からは、学校やオフィスの閉鎖など、これまでより厳しい措置の必要を指摘する声もある。シンガポール国立大学公衆衛生学部のテオ・イク・イン学部長は「とても率直に言って心配だ。単独感染者が増えており、地域での散発的な感染の兆候がある。そうなると我々の手に負えなくなってくる」と話した。
【引用 終わり】
シンガポールは 今年1月には中国に次ぐコロナ感染をだしたが、隔離措置などで一気に収束させ世界の規範とされていたのです。それが、対策を緩めたわけでもないのにどうして急に感染が広がりだしたのでしょうか?
一度、一気に収束させたのですから 又できるはずなのにそれができないのはなぜでしょうか?
私は 気候のせいだと思います。
シンガポールは熱帯モンスーン気候に属しているため、年中高温多湿ですが、雨季と乾季に分かれていて 11月から2月の雨季は雨が多く、気温もいくらか下がります。
ですから、2月までは新型コロナウイルスとの闘いで世界の模範と称賛されてきた感染の抑止は、シンガポールではコロナウィルスの活動が停止する「湿度50%、22.22℃」の状態が自然によって保たれていたからだと思います。
一方で近頃になって急に感染が増えてきたのは、3月からは乾季にはいって、空気が乾燥して湿度50%を切っているからではないでしょうか?
つまり 2月までの雨季の間は高温多湿で動けなくなっていたコロナウィルスが、3月になって乾季に入ってからは高温だけになったので、動けるようになったのだと、私は考えます。
追伸として 「たびらい・沖縄観光情報」を付記します。
これによりますと、4月になると東京でも平均湿度が50%を超えてくるようです。ですから、皆さんが暖房の温度設定を念のために24℃にして、晴れて空気が乾燥してるなと思う日だけでも加湿器を動かして頂ければ、感染はかなり抑止できると思います。お一人でも多くの方が実行してくださいますように…。以下抜粋での引用です
気温 年間平均気温
那覇、東京、札幌の年間の平均気温を比較した。
那覇と各地の年間平均気温

湿度 那覇と各地の年間湿度


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