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現在が1100年に一度の地殻変動期だという理由でも、気象庁の観測結果から予測するという理由でも、いずれにしろ数年以内に「南海トラフ地震」はやってくる。政府は「南海トラフ地震」対策を国家の大一番の政策にすべきである。【引用開始】●日向灘震源の地震、南海トラフ想定域内 気象庁「注意深く監視する」


(写真 津波によって浸水した宮城県仙台市宮城野区沿岸(2011年3月12日)。津波火災も発生した。ウィキペギアより)
22日午前1時8分ごろ、日向灘を震源とする地震があり、大分市や大分県佐伯市、竹田市、宮崎県延岡市と高千穂町で最大震度5強を観測した。気象庁によると、震源の深さは45キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・6。震度5弱を高知県宿毛市、熊本県阿蘇市などで観測するなど、中部から九州の広い範囲で揺れが観測された。津波はなかったという。  
同庁によると、日向灘は、30年以内に70~80%の確率で起こるとされる南海トラフ地震の想定震源域内。しかし、同庁は今回、南海トラフ地震で想定される陸側と海側のプレート(岩板)の境界での地震ではなく、それよりも深いプレート内部で発生したものとみている。  同庁は同日未明に緊急の記者会見を開き、束田(つかだ)進也・地震津波監視課長は「地震活動を注意深く監視する」と述べた。  
南海トラフ地震の想定震源域は、東海から九州の太平洋沖とされる。同庁では、想定震源域周辺でM6・8以上の地震が発生した場合、専門家らで構成される検討会を開いて南海トラフ地震との関連を調べるとともに、「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表する。今回の地震はそれよりも小さかったため、該当しなかった。(吉沢英将)
【引用終わり】
 日本政府の対応で、私には理解できないのは、もうかなり前から「南海トラフ」に異常な地震エネルギーが蓄積されていて、「南海トラフ地震」が発生したら日本に壊滅的な被害が想定されているのにも関わらず、国としての目だった対策を取らない事です。
 勿論、各自治体で避難訓練などはやってるでしょうが、それよりも津波が想定される地域に住んでいる人達に対して、高台への移転を促すとか、津波避難タワーを作ったら、大々的に全国民に広報すべきだと思います。つまり津波発生時にそこにいるのは、その地の自由民だけではないので…。そしてこのように、政府が対策をしていれば、国民としても段々に「地震だ。津波が起こる。高い所に逃げよう」と、南海トラフの時に自分の命を守る適切な対応ができるのです。
 けれど、政府のしていることは、私の目には「南海トラフは起こる」でも「国民を不安にさせたくない」だから、「こっそり目立たず少しは対策しておこう」と映ります。
 例えば、津波の時の避難場所、津波タワーです。東日本大震災で津波に襲われて犠牲者が出たわが市にも、津波タワーが出来ました。ただ、この津波タワーは鉄塔です。私には、すでに1100年ぶりの大地震で巨大なエネルギーが解放された場所に、どう見ても1100年持ちそうにない津波避難タワーを作るのは奇怪です。今作っている津波避難場所は1100年もって、その時に使えるのでしょうか?
 最も、東日本大震災級の地震ではなくても、100年~200年の内には、また大津波が来るかもしれません。しかし、わが市に鉄塔の津波タワーは裸の鉄をくみ上げて階段を上る物体で、とても100年持ちそうにない気がします。
 最も、この津波タワーは全国に造られているらしいです。
次の写真は、大阪の高石市に造られた津波タワーです。
大阪の高石市に南海トラフで津波が予想されているのかはしりませんが、南海トラフでなくても地震→津波はありますので、全国に津波タワーが作られるのは良い事でしょう。



(写真 高石市津波避難タワー 高石市ホームページより)
ただ、この写真を見ると奇怪なのは、どう見てもタワーより頑丈そうでより高いマンションが、すぐ後ろに立っていることです。
 私は、このマンション屋上に避難した方がずっと安全だと思います。故に、この屋上から写真に観えるマンションの階段迄一直線で行けるようにすれば、この津波避難タワーは必要ではないのではないように気がします。
 マンションは民間のモノだから、頼めなかったのかもしれませんが、大地震が発生した時にマンションの住民以外の人も屋上に避難させてほしいと市役所から依頼されて、断るマンション組合があるとは、ちょっと思えません。
そして、この公園の津波避難場所を近接のマンションに出来れば、この公園に建てられた津波避難タワーは、近隣に高い建物がない場所に建設できたはずだと、みみっちい民間中小企業経営者は考えます。
私は、跡見学園女子大学鍵屋教授の調査を知って、1100年前の地殻変動が再び起こっていると思います。
跡見学園女子大学教授の鍵屋一氏の言葉
「歴史上、災害は15年から30年の間で立て続けに発生している。貞観時代も肥後の国(現在の熊本県)で地震が起きていた。今後、…南海トラフ地震が発生する可能性は高い」
跡見学園女子大学鍵屋教授の調査
『貞観の時代』
863年  越中・越後で大地震(北陸)
864年  富士山や阿蘇山が噴火
868年  播磨・山城で大地震(関西)
869年  M8以上の貞観地震(東北)
     その後 肥後 出雲 京都 千葉で地震
878年  南関東でM7以上の直下地震
887年  M8以上の東海・東南海・南海の三連動地震
この間25年!…
『平成の時代』(から)
1995年  阪神・淡路大震災(関西)
2004年  中越地震、その後中越沖地震、能登半島地震、岩手・宮城内陸地震
2011年  M9の東日本大震災(東北)
(肥後熊本・福島・千葉で地震)
20XX年  首都直下地震?
      西日本大震災?
      富士山噴火?
ですから私は、今はコロナの尾身会長ではなく、跡見学園女子大学鍵屋教授にテレビに毎日出て頂きたいと思います。「南海トラフ地震」は必ずやってくる。人間の力では止められません。しかし、その前とその時の人間の行動で、被害を減らすことはできます。だから、残された時間を無駄にすべきではありません。
 

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