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いじめは残念ながらなくならない。その現実から目を背けるマスコミは偽善者❗️であるならば生きる力を育てる教育が必要なのでは⁉️

成年のいじめは、「本人の罪」で社会的制裁を受ける
児童生徒のいじめは 「学校の罪」という論調になる
だから 「いじめ被害」がなくならない。

加害教員の給与差し止めへ
神戸市、条例整備を検討
10/24(木) 6:40配信
「神戸新聞」

「加害者教壇去って」
「教員志願者が失望」 
神戸・教員暴行で保護者、
元教師ら意見続々

10/24(木) 8:35配信 「神戸新聞」
教員間の暴行・暴言で説明会に集まった保護者ら=16日夜 市立東須磨小学校

学校のいじめ自殺報道で、私が常々「変だな」と思っている事が2点あります。

いじめ問題報道への疑問 その1
 いじめ自殺を止められなかったのは「学校の罪である」
として、学校や機養育委員会の対応の不備だけが、報道されることです。
原因がいじめにあるのですから、《罪はいじめた子》にあるはずですが、なぜか学校と機養育委員会が「悪い」事になる。不思議な現象です。

1の理由 
これは、おそらく いじめた子が未成年である為に、少年法に守られて「Aは こういう罪をおかした悪者である」と報道できないからではないかと思います。
 いじめ問題は 子を持つ親の関心を呼びます。
報道すれば 視聴率を稼げるのですが、報道するならやはりストーリーが必要です。
誰も悪くないのに自殺したでは 《お話》になりません。
少年法があるので いじめたAを「悪い 悪い」と報道できない。すると 学校が「悪い」と《お話》を作るしかなくなる訳です。
 これが 少年法に守られない18歳以上の学生の犯罪ですと、本人の罪で本人が悪いことになります。 
大学生も、時に、殺人事件・強姦事件・詐欺事件を起こしますが、学校が悪いというマスコミ論調にはなりません。これは、事実のとおりにそのまま報道しても、少年法に触れることがないので、大学の教育が悪いという《お話》を作る必要がないからです。
ですから、大学は当該学生を退学にして、事を済ませることができる訳です。
今回も いじめた教師達は成年でしたので、給与の支払いを止められたり、社会の糾弾をそのまま受けたり社会的制裁を いじめた本人が受け止めることになります。私の観測では辞職するのか 解雇されるのかは不明ですが、学校から放

いじめ問題報道への疑問 その2
報道に現れる識者の論調は「いじめは悪い」という建前論で「いじめは なくならない」という、現実を無視している。

2の理由
 テレビに出るコメンテーターは、当事者ではありません。ですからその時その場で思いついた事を言っていても、その発言の責任を問われることはありません。この為に「いじめは悪い」「学校が止められていれば、このような被害は起きなかった」と、野次馬的意見を垂れ流すことができます。
 また「いじめは なくなりません」「学校にも、限界があります」と発言したら、おそらくテレビ局に苦情が来ることになるので、建前だけ言っているのだと思います。
 別段テレビや新聞は当事者ではないので、本来は何を言ってもかまいません。しかし、社会的な影響力があるために、
いじめ問題などの対応を 誤らせてしまう影響力を持っていると思います。

いじめ問題の現実的対応への提言
どんな現象にも、原因があって 結果があります。
ですから 物事を改善するとしたら その原因に働きかけなければなりません。
 ですから 「いじめ自殺を止めたい」のならば、まずその原因を探らなければなりません。

いじめ自殺の原因。
Aさんいじめて、Bさんがいじめを苦に自殺した。
この事象の 原因は2つあります。
①Aさんが いじめた事。
②Bさんが 自殺した事。
ですから いじめ自殺をなくすには
 ①Aさんが いじめない。
 ②Bさんが 自殺を決心しない。
このどちらかになれば いじめ自殺は防止できます。
ですから「いじめ自殺」への対策には 2つのアプローチがあります。

いじめ自殺の対策 その1 「いじめる子への対処」
いじめは「いじめたい」という感情から発生します。
ですから「いじめたくない」に感情が変わる もしくは「いじめない方がよい」と理性・恐怖で制御できれば いじめはなくなります。
 ところが この感情というモノは、自分でもままならぬモノ」でありますので、外の働きかけではおいそれとはかわりません。
 ですから Aさんのいじめをとめたいと考える他人にできることは、Aさんの理性・恐怖に働きかけることだけです。

いじめは「殺人・窃盗・不倫を、あってはならない」と言っても、なくならない事と同じように、なくなりません。
 ですから 本来は 殺人・窃盗と同じように社会的制裁をもって、「なくせないまでも、抑止する」方法をとる以外ありません。事実として前述しましたが、今回の神戸の教師のいじめ問題では、「いじめた教師本人が、社会的制裁を受ける」ことになると思います。
ですから いじめの再発防止方法としては《いじめた子・本人》が制裁を受けようにするべきです。すると、制裁を恐れて、いじめをやめる子もでます。子供でも「 自分の罪は、自分で償わなくてはならない」と自覚させる。すると「監獄にいくのはいやだから 殺人や盗みはやめよう」という心境になる子供も(全員でなくても)います。
 現状では、いじめた子が「どんな制裁をうけたか」が報道されません。実際には 周囲から白い目で観られたり、少年院にいったり、民事賠償を請求されたりしているはずですが、大々的には報道されないので、今いじめわしている子供たちが「こんなことしてたら、大変なことになるのかも…」と知らないままにされている状態です。
 つまり 少年法によって事実がゆがめられた報道がなされることによって、「いじめの発生を抑える社会的機能が、阻害されている」と思います。
 また、学校にも「実際に、いじめをなくせる方法」を供与すべきと思います。いじめを発見した場合には、「いじめた子を、出席停止・退学させる」などの 物理的制裁手段を
学校がもてるならば、学校もいじめに対して抑止力を持つことができるようになります。

いじめ自殺の対策 その2 「自殺を決心させない対処」
 障害や窃盗があったらどうするか、普通警察に電話します。
 これと同じように、「いじめにあったら○○に電話する。もしくは ○○に相談に行く」を社会的常識として、定着させるようにすれば、いじめられても自殺を決心する子供は減らせると思います。
 ですから 警察にいじめ対策室を作って(100番でもなんでも)専用ダイヤルを作る。交番に相談に行くと 相談員がかけつけるようにする。
 なぜ警察かと言えば、警察には司法権限があるので、捜査ができるからです。そして 学校には関係ない第3者でありますので、いじめる子といじめられる子に対する捜査に対して、えこひいきなく捜査できます。
 いじめられて、なぜ自殺まで考えてしまうかといえば、それは「誰も 助けてくれない。自分が(将来にわたって)幸せに暮らせる場所がない」という絶望感から「死ねば 楽になれる」と思ってしまうからであります。
 ですから、助けてくれる人がいれば、自殺まではいきませんので、「いじめられたら どこに行けばいいか」幼稚園の時から教えておく。それが 自殺に発展させないための方策であると思います。

まとめ
いじめは 感情から発生します。
学校で教えて「いじめたい」という感情が浮かばなくさせることはできません。どれ程祈っても地震や台風をなくせないように どれ程捜査しても殺人も窃盗もなくせないように、「いじめ」はなくなりません。ですから、人間社会は「いじめ」と同居してゆかなければならないのです。
即ち、
「いじめられた時、どうするか」
「どうやって いじめから 自分の感情を守るのか」
人々がそれを学ぶことによって、
「いじめはあっても いじめの被害はない」
そんな「いじめに強い社会を 創ってゆく」ことが、
「いじめ対策」であると考えます。

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