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【オオカミの家】を観た感想

こんにちは。非売れっ子漫画家、能登ひなみです。
ここ10ヶ月記事らしい記事をあげてなかったんだよね!
フォローしてくださってる皆さんごめんなさい!

しかし、そんな今回は漫画ではなく映画の話です。

話題作「オオカミの家」映画館で観てきました!

話題作であり問題作の今作。
観に行くまで正直悩みました。

わざわざ渋谷まで行って後悔したらどうしよう…
HPのトレーラー…万人受けする映画とは言い難い…

そんな葛藤を夫に打ち明けた所、
「じゃあ一緒に行こうか?」と

いや、なぜそうなる?

狂いますわ人生が

けどそこまで言われたら観に行くしかない

そんなわけで9月某日渋谷イメージフォーラム

そういや夫氏と二人で出かけるのは久しぶり

楽しい

はい、すみません
ここから映画の感想です。

おそらくこの記事を読んでいる方はすでに知っていると思いますが、ストップモーションアニメ作品でして、映像はこんな

かわいくありません。
日頃萌えとKAWAIIの国で平和ボケしてきたからでしょうか

かわいくない上に画面内にはゴミやガラクタが溢れペンキがポタポタと流れ落ち

非常に不安になる

アンビエントなBGMと合間って、セリフの囁き声がなんともいい感じに

不安になる

けれど 
私は 
この作品が好きです!!!!!

もう一度見たいかと言われたらYESと答えるでしょう。

なぜか?

なんだか創作意欲がものすごく刺激されるんですよね

上手な学生の工作とそれに賭ける情熱を延々と映しているみたいな。
斬新な映像手法を惜しげもなく使い、ストップモーションという原始的で手間のかかる方法で映画に仕上げてみました!と言った感じの生々しい感性というか

主要キャラであるマリア、アナ、ペドロのキャラデザもなんとか見分けがつくように考えられているのも良かった(キャラの素材自体が変化していくので、観た方なら意味わかると思います)

ストーリーも画面も情熱的、即興的、生、とにかく生

なのでこんな方にはおすすめしないよ〜を挙げるとすれば
・王道エンタメ作品が好き
・考察は好きじゃない
・お金払ったなら快感を得たい

そんな精神が健康なあなたはどうぞそのままで過ごしてください。
私たちが観に行った回でも、エンドロールに切り替わった瞬間にすごい勢いで外に飛び出して行った人がいました。さぞ後悔したことでしょう。

ただ上記に当てはまらないあなたはぜひ映画館に足を運んで観てください。
そしてその番は悪夢にうなされましょう。そこまでがオオカミの家ですからね。

一緒に観に行った夫氏は、「予備知識入れて行ったし、散々脅されて行ったからむしろプラス評価だった」と申しておりました。

この映画を理解できる状態で観たいなら
「コロニア・ディグニダ」で検索はマストでしょう。

映画本編についての詳しいあらすじや題材はnoteやYOUTUBEで有識な方々が紹介してくれているのでそちらを参照するといいでしょう。

そして、この映画を世界に広めたアリ・アスター監督はやはり確信犯です。
世界で一番危険な映画監督ではないでしょうか。

最後まで読んでくださってありがとうございました!
次の記事でお会いしましょう〜

記事を読んで下さっただけでも感謝しております。投げ銭を投げられるときっと面白い声を出します