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移動平均線の本当の使い方を教えてやるよ、という件

※無料部分でもかなり有益だと自負しております。
 移動平均線を使っていて勝てないとお悩みの方はご一読下さい。
 4月29日MTF分析について追記しました。
 5月10日エリオット波動とフィボナッチを組み合わせたTCAについて追記   
 しました。

さて、FXトレードにおいて最も重要な事。
私のnoteをお読みの皆さんならもう分かりますよね。
そう、環境認識です。
相場における、大きな流れの事を「メジャートレンド」と言います。
環境認識の目的は、このメジャートレンドを捉えるために行うことです。
これさえ捉えられれば、今目の前の相場が、売りで入るべきか、買いで入るべきか、もしくは静観するべきなのか、ということがわかってきます。
ここで表題の件です。
移動平均線(以下MA)はこの環境認識を行う上で非常の有効なインジケーターの一つです。

環境認識には複数の時間足を使用します。
上記の画像は、同時間帯のゴールドを、日足、4時間足、1時間足、15分足と表示させたものです。
長期から短期までマルチタイムフレームを利用することで、相場の全体像をつかみ、現在の状況を知り、建値のポイントを探ります。
プロと呼ばれるトレーダーの多くはこうしたやり方をします。
チャートに表示させているのは移動平均線のみです。
実線が指数平滑移動平均線(以下EMA)と点線の単純移動平均線(以下SMA)の2種類です。
数値設定はEMAもSMAも以下の通りです。
赤が短期線、黄色が中期線、水色が長期線です。
期間は、
日足 短期 20 中期 100
4時間足 短期 20 中期 120 長期 600
1時間足 短期 20 中期 80 長期 480
15分足   短期 20 中期 80 長期 320

となります。
それぞれの数字にはちゃんとした意味があります。
まず1 時間足を例に説明します。
20 日移動平均線は基準線とも呼ばれ、そのチャートでの基本となるものです。このことから他の時間足でも短期線は20です。
つぎに、中期線の80です。これは、短期線との期間の比率をみると4倍となっています。20×4=80 そして1時間足の4倍は4時間足です。
つまり、1時間足に表示された80日移動平均線は、ひとつ上位の足である4時間足の20日移動平均線と同じものなのです。
同様にして、長期の480日移動平均線は、20 の24倍。
1時間足の24倍は24時間すなわち日足です。基準の移動平均線をきめたら、その足のひとつ上位と、もうひとつ 上位の足のものを表示させる。それが、移動平均線のもっとも効果的な表示方法です。
短期、中期、長期の平均線の位置関係によって、相場の方向、強弱 を把握することができます。
その代表がパーフェクトオーダー(PO)です。
1時間足を例に取り説明していきます。

POとは、それぞれ、480、80、20の各移動平均線が上記のように並ぶことで す。 この時、ローソク足が20日移動平均線の下で推移していれば、強力な下降トレンドのサインであり、戻り目からショートでエントリーする絶好のチャンスと なります。(上昇POはその逆) POの最中は、逆行されることもほとんどなく。損切りを小さく設定でき、リスクリワードを大きく取ることができます。

これは実際のチャートでの1時間足における下降POの場面です。
短期線と中期線の間隔を①、中期線と長期線の間隔を②で表すと、POになった 時この①と②の割合は2:1になることが多いです。
この割合が4:6や3:7の幅で、各移動平均線が推移し、かつ20日移動平均線の下でローソク足があるときはショートでエントリーを行う絶好のポイント になります。
その後ローソク足が80日移動平均線に触れるまで保有し続けるという長期戦略が立てられます。このサンプルケースの場合、約200pipsほどの利益となります。
①と②の幅が2:8や1:9くらいになってくると、ローソク足が20日移動平均線の上にあがってくることも多く、その後は上昇に転ずる、若しくはしばらく揉んでから再び下降が始まる、という2つのパターンがあります。
いずれにしても、①と②の幅の比が大きくなってきたとは、再び4:6に戻ってこないかぎり、ポジションを持たないほうが良いでしょう。
また、2:8や1:9 になってきた場合はそろそろ利確をするべきであるということも覚えておいてください。
さて、ここまでお読みになった方は
何で2種類のMAを表示しているの?と疑問にお思いではないでしょうか。
以下、有料部分でその真意を綴っていきたいと思います。
塾生の方はPDFに書いてある部分ですので決して買わないように。
MAへの理解を更に深掘りしたいという方のみご購入下さい。

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