ディマティーニメソッドについて

「物事はすべて2つの相対するもので補完的に成り立っている。その2つは完全にバランスがとれており、本来は中和されたニュートラルなものである」があります。

人生に起るすべての出来事は、私たちが解釈を加えるまでは、全くニュートラルなものです。

ですがその出来事は、その人の価値観に「合致する/しない」で評価され、色付けされます。つまり、本来ニュートラルなあらゆる出来事は、個人の価値観に基づいて色づけされ、ゆがめられているのです。(個人の価値観に基づいた思い込みと言えます)

そして、その思い込みのほとんどが、物事の一面に偏った見方、考え方の反映であり、アンバランスな思考です。私たちの職場や家庭、プライベートで下される判断が、こうしたアンバランスな思い込みに基づくと、そこから様々な問題が生じます。

それは、
他人(職場の上司、同僚など)に対する
「できる/できない」「好き/嫌い」
自分に対しても
「できる/できない」「成功した/失敗した」
といった評価、
また周囲で起こる様々な出来事に対して
「チャンス/リスク」「良い/悪い」「利益/不利益」「好都合/不都合」
といった評価をします。

その評価により一喜一憂することになり、精神的なストレスや葛藤、それから消極的な行動、遅延、能力の低下といった事がおこります。

DMは、物事へのアンバランスな偏見を本来のバランスのとれた状態に戻すメソッドです。

ネガティブな状態をニュートラルに戻します。それからポジティブな状態をニュートラルに戻します。プラス思考ではなく、バランス思考であるところがDMの特徴です。

プラスやマイナスといった一方に偏ることのないバランスこそが天地自然の理であり、このときこそ本来の状態、すなわちリラックスした自然な状態で、最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。

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