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脳卒中認定看護師になるまで

はじめまして、看護師歴3年目になりましたななばんという者です。

昨年までは慢性期病棟に勤務していたのですが、所以あり今年の1月から脳外科の急性期病棟配属という180°異なる職場で働く事になりまして…なんと脳血管領域の看護の楽しさに目覚めてしまった次第です。

不定期になると思われますが本日より認定看護師をとるまでの過程と勉強内容のまとめ・共有から振り返りをするためつらつらと書き綴っていきたいと思います。

まず『認定看護師』とはなにか?についてですが

【認定看護師とは?】
日本看護協会の行う「認定看護師認定審査」に合格し、特定の分野において熟練した看護技術と知識を有する事を認められた者。
と定義されています。院内での看護部長や主任といった役職とは全く別物ですね。認定を取ったからといって役職持ちになれるわけでもなけれ、ば逆もまた然りといった訳ですね。

❏認定看護師を目指す条件と流れ
・認定看護師を目指すにもその条件があります。見ていきましょう。
⑴ 日本国の保健師·助産師·看護師のいずれかの免許を有する。

⑵ 実務経験5年以上(うち3年以上は認定看護分野の経験)。

↓上記を満たした上で↓

⑶ 認定看護師教育機関の認定看護分野に応じた教育課程(6ヶ月·600時間以上)を修了。



⑷ 認定審査(筆記試験)に合格。

といった流れを通し、認定看護師認定証が交付され、晴れて認定看護師として登録されます。
認定ばかりでややこしいですね。

❏認定看護師の業務について
・認定看護師は主に以下の3つの役割を担います。

① 実践
・個人・家族・集団に対し、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践

② 指導
・看護職に対し看護実践を通して指導

③ 相談
・看護職に対するコンサルテーション

※但し、医師法により「診断」「薬剤の処方」「投与」等を行う事は認められていません。

他の看護師に対して、自分の持つ認定分野の指導・教育を行う事ができる訳ですね。院内研修の主催を担う事が多いみたいです。

❏認定審査について
・年に一度、日本看護協会が認定看護師の認定審査を行っています。応募はWebから行い、審査料は51.700円必要となります。
・毎年、3月下旬から4月下旬に応募期間があり、11月初旬に認定審査が行われます。
・認定審査はマークシート方式の4択方式です。出題方式や出題数等は以下の通りです。

客観式一般問題:20問(配点50)
客観式状況設定問題:20問(配点100)

出題範囲:共通科目を含めた各認定分野の教育基準カリキュラム

最後に、現在認定看護分野として認められているものをまとめて終わりたいと思います。

❏特定されている認定看護分野一覧
▣救急看護
▣皮膚·排泄ケア
▣集中ケア
▣緩和ケア
▣がん化学療法看護
▣がん性疼痛看護
▣訪問看護
▣感染管理
▣糖尿病看護
▣不妊症看護
▣新生児集中ケア
▣透析看護
▣手術看護
▣乳がん看護
▣摂食·嚥下障害看護
▣小児救急看護
▣認知症看護
▣脳卒中リハビリテーション看護
▣がん放射線療法看護
▣慢性呼吸器疾患看護
▣慢性心不全看護

記事作成時点で21分野が認定を受けています。
僕は今回、脳卒中リハビリテーション認定取得を目指して勉強した事を記事にしていきたいと思います。
これからの記事を読んでぜひ看護師資格や認定取得を目指す方が増えていけばと思います。

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