10 “映画えんとつ町のプペル2" 2とは
みなさんこんにちは！たけだななです！
先日、カジサックさんのオフ会にボスがサプライズゲストとして出られるということで、私も同行させていただきました‼︎
私はこれまでに西野さんの講演会には同行させてもらっていて、何度も舞台袖の西野さんを見ているはずなのですが、
初めて漫才前の舞台袖の西野さんを見て、上手く言えないのですが、心の決まり方みたいなのが、またいつもと違っていて新鮮でした。
ちなみに、少し早めに大阪に着いたので西野さんと歩いて会場に向かっていたのですが(サプライズゲストなので、早く着きすぎてお客さんにバレちゃうことがないように)
「梶原くん主催のイベントに呼ばれるなんて嬉しいな〜」と呟いていて、後輩ながら素敵な関係性だな〜とほっこりしました☺️
#その道中では
#あそこに暮らしてたホームレスさんとこんな話してん
#この橋は思い入れがあるねん
#など大阪ならではのオフトークも聴くことができました
さて大阪の翌日は、映画『えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜』の会議をしました！
今回も絵コンテを繋げて仮の音声を入れたもの（コンテ撮）で映像確認を行いました。
以前も↓行ったのですが、さらにブラッシュアップされていて、具体的に話が進んでいきました！✨
（１）これまでの制作過程
まずはおさらいがてら今の制作段階をご紹介します‼︎
(私がエンタメの世界に入る前は、率直に脚本からどうやって映画になるのだろうと思っていたので)
①西野さんが脚本を書かれる
↓
②脚本会議
スタッフ一同脚本を読み込み、ストーリーの認識合わせや、アニメーションにした時に現実的な表現がどうかを確認します。
↓
③キャラクターデザイン会議
②とほぼ同時進行でキャラクターを決めていきます。ストーリーに照らし合わせて、理想の演技力を持つキャラクターになっているかを確認。
↓
④カラーや建物のデザイン会議
キャラクターや風景、建物のデザインを詰めていきます。全体を見て、色を使って作品のブランドを作っていきます‼︎(ちなみに私は色彩検定持っていて、色の会議は興味津々でした🤤)
↓
⑤絵コンテ作り
↓
⑥仮の声を収録
↓
⑦絵コンテと音を繋げて映像として確認
【←今ココ‼︎】
というわけで⑦の段階まできて、映像として確認し、具体的な演技(間)や全体のつじつま合わせ(シーンやセリフの順番を確認)がかなり進んでます‼︎
実際に②の段階では、脚本そのまま演出すると2.3時間いってしまうと言われていたのですが、
📝脚本は公開(有料販売)されてます↓
西野さんの100分以下の作品にしたいというこだわりもあり(これは映画に限らず、ミュージカルでもおっしゃっていて)
#お客さんの気持ちや体力を考えた時にやさしい長さ
今回の⑦の映像の時点で、93分とぐっと見やすくなっていました✨✨
#それでも脚本で伝えたかったポイントは抑えられていて
#さすがプロの皆様です
その93分の映像を見たあと
西野さんからは「セリフの振りかた」「キャラクターの言動に繋がる理由」「演技指導」の確認をされていました‼︎
特に、演技指導については、全体として"泣かしにいってる"や"笑かせにいってる"のスタンスはすべて、改善案を出されていて
例えば、感動のシーンでキャラクターたちが「涙を流す」というデザインをしてしまいがちですが、
ここはあえて「涙を流さない」を選択したりします。
感動させにいかないことで感動してもらえる(冷めずに感情移入してもらう)を選ぶのは、現場や舞台の場数が多い西野さんならではだなと思いました🔥
#お客さんの反応を知っているからこそ
また西野さんは、時には脚本家として、時には演技指導者として、時にはデザインの監修者として、カメレオンになりながら確認しているので
クリエイティブ現場の西野さんは、ある意味一番恐ろしいですw
#どの立場の方にも寄り添った言い方で伝えるので
#クリエイターさんはみんなファンになるんですよねw
（２）プペル"2"とは
今回は会議のあとにクリエイターの皆様とお食事に行ったのですが、
そこで議論されていたのは、
「プペル2とは」というところ。
#え？！
ちょっと複雑なのですが、
プペル2の中で、プペル1を見た人には突然の設定が加えられていたり、
プペル2の中で、プペル2だけを見た人にはプペル1の前情報が入りすぎていたり、
まさに
だれを想定して作るか
を議論されていました。
結果的に、ここが意外とクリエイターさんによって、ばらばらで面白かったんです‼︎‼︎
とあるクリエイターさんは「僕はプペル前半、後半という認識で作っていました‼︎」
とあるクリエイターさんは「私はプペル2単体でも楽しんでもらえるように作っていました‼︎」
とあるクリエイターさんは「僕はプペル1.5という認識でした‼︎」
でもここは何が間違いで、何が正解の話ではなくては
「これをこう解決したらこの問題なくなるよね」という問題を潰していくほう(取り残される人がいないように)に進んでいました。
ここのディスカッションをこのタイミングで出来たことは作品において、大きいように感じました。
#クリエイターさんもモヤっと思ってたところがすっきりした様子で
というわけで、ミュージカルやらボトルジョージやらも進んでいますが、映画もここまできてますよ〜という共有でした‼︎
作品とは人が密接に交わるのですごく会議が面白いんですよね😊‼︎
まだまだ時間はありますが、じわじわ伝えていきます☺️🔥
本日も読んでくださり、ありがとうございました！
2024.04.06 たけだなな
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わたしは美味しいビールを飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです