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野草食日記 342 ゲンノショウコの花が咲いた

以前、畑から移植しておいたゲンノショウコが、順調に生育して今朝見たら白い花を咲かせていました。
白いといっても花弁に入る筋は淡い紫、やくはピンクがかった茶色。
何と細かいディテール、大人っぽく繊細な印象でしょうか。

雄蕊の先にある花粉の入った袋のことを「やく」と言う。
ゲンノショウコは挿し枝でモサモサに増殖したタイムと混植になってしまった。
タイムの葉の間から所々にゲンノショウコが顔を出しているのが面白い。

一株植えたのが、四方八方に茎を伸ばして、よくよく見るとそれぞれに蕾がついています。
この、花を咲かせる前が植物に一番エネルギーがある時。
ちょっとかわいそうだけれど、今日は摘み取って日干しにします。

梅雨が明けて毎日カンカン照り、人間にとっては厳しい暑さですが、湿気の多い北鎌倉に住む身にとっては、植物を乾燥させるベストシーズンでもあるのです。
せっかくの夏だもの、このお日様を有効活用したい。

玄関先のアプローチに、バーベキュー台を常時置いておき、ここを野草の乾燥台として活用しています。
梅干し用のざるにゲンノショウコを置いたらスペースが余ったので、乱れたオレガノを剪定したのと、種から育てたメナモミも一緒に干しました。

上から時計回りにゲンノショウコ、メナモミ、オレガノ

メナモミは血栓予防に効果があるそうで、パウダーにして丸薬を作ってみたいと思っています。

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なな艸 (ななくさ)
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。