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野草食日記 263 イヌガラシの花

今年は、11月になっても昼間は温かい日が多いですね。
そうは言っても朝晩は冷えるようになってきて、今(午前6時14分)、この文章を炬燵に入って書いています。・・・寒がりなんです。

食べる野草は、やはり春に種類が多いですが、今時期元気にしているものがあるのではないかと、昨日近くの緑地に足を伸ばしてみました。

田んぼの近くに、ハルジオンのロゼット、カントウヨメナの花、そして、イヌガラシの花もあちこちに。

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                        カントウヨメナの花  

私は北鎌倉の古茶室で庭仕事をしています。
イヌガラシは茶室の庭にもあり、それで名前を覚えた植物です。
小さな黄色い花が可愛らしいけれど、紫色がかった茎を持ち、どこかシックな印象があります。
どちらかといえば除草対象。
でもその様子が大好きで、ついつい残してしまうのですよね。

イヌガラシを食べるという情報はさほど多くはありません。
以前調べていたときに食用になると書いてあるのを見かけたので、一度食べてみたいなぁと思っていましたが、いつも採取のタイミングを外していて。
しかもお茶室のイヌガラシはちょっと小さめでした、

昨日のイヌガラシは、葉がわりと大きく、沢山生えています。
これは試さないわけにはいかないですよね。
とう立ちしたものは筋張っているだろうけど、柔らかそうなところを少し摘んで持ち帰り、塩を入れた熱湯で茹でてみました。

えぐみも全くなく、アブラナ科特有の軽い苦味がとてもおいしいです。
筋もそう感じませんでした。
冬から春にかけて葉が摘めるという情報も見つけましたので、これからが楽しみな野草だと思います。

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1年草、2年草、多年草など、様々な情報があり、どれが正しいのかわかりません。ただ、生育期が通年と書いてあるサイトもあるので、種を随時飛ばして、発芽、生育するのではないかと。
今後要チェックですね。

英名、Indian yellow cress だそうです。
そういえば、味わいがクレソンに似てるかも。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。