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北鎌倉 野草食日記 260 あけびの皮のピーナッツ味噌炒め

管理人の役をさせていただいている山菜関係のFacebookグループがあります。
https://www.facebook.com/groups/2510487022515398/?ref=share

秋になりアケビの投稿が目立ち、とても気になっていました。
アケビってよく聞くわりに、その実態をよく知りません。
子供の頃からなんとなくお菓子のイメージがあるのは、こんな郷土菓子があるからでしょうか。
神奈川県の小学生は修学旅行といえば日光ですから。

アケビの実は、甘い種の部分を食べるもので、だからお菓子にもなるんだなぁという曖昧な認識でしたが、「ふる里のあけび」は形を模したものなんですね。

ところが、去年くらいかな、皮も食べると聞いてへぇーと興味を持ち。
今秋、グループの投稿を見て食べたくてたまらなくなり、取り寄せることにしました。

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メルカリです。
ジャガイモのようなのがアケビ。
ラップに包まっているのがおまけの「ミズの実」。
アケビは天然ものということで皮が綺麗ではないらしいです。

肉詰めにしてみたかったのですが、外皮はこれでは剥かなくてはなりません。
そこで、胡麻油で甘い味噌炒めにすることにしました。

皮を剥くときの感触は洋梨のようです。
そして内皮は空気に触れると、どんどん茶色に変色していく。
ボウルに水を溜めておき、剥いたら次々とそこに入れていくことにしました。

料理したあとに思ったのですが、アケビの皮には苦味があるので、苦味抜きに水に漬けるのは良かったかもしれません。
でも水につけていたのは10分位。
もう少し長く漬けておけばよかったかな?!

太めの千切りにしたものを胡麻油で炒め、砂糖、味噌、酒、みりんを入れ、煮詰めていきます。
味見をすると、少し歯応えがしっかりめで苦味のある茄子味噌のよう。
茄子ではそんなことは思わないけれど、アケビの場合はここに胡桃を入れたら美味しそうだな〜と思いました。
残念ながら手元になかったので、夫がビールのつまみに常備しているピーナッツを失敬しちゃいました。

ところで、私も取り寄せたメルカリですが、色々問題もあるようで、Facebookグループの参加者さんから、このような情報をいただきました。

山菜の類は、採取時期が短く、痛みやすいからでしょうか。
神奈川県ではなかなか購入して味わうことが難しいです。
そんなことから個人間での販売が行われやすいのだと思います。
季節の恵みを味わってみたい気持ちと、流通しづらい世の中の状況。
何とか合法的に解決できないものかと思いますが、難しいのでしょうか。
とっても悩ましいことです。





野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。