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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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#なな艸アオミズ

野草食日記 346 真夏のミックス野草ナムル

以前「色々野草のナムル」というお題で投稿したのが去年の5月3日のことです。 その時使っていた野草は、 明日葉 長命草 三つ葉 オオバコ イノコヅチ。 この夏も庭と畑を一周して摘んだ野草でナムルをしばしば作っていますが、 あの頃とまたメンバーが変わっています。 夏が盛りの野草で柔らかくて美味しいのがイヌビユです。 零れ種で、毎年畑のあちこちに生えてくるのを抜かずに育てています。 ほうれん草に似た味わい。 そして、飛騨から種を取り寄せて今年初めて育てているのがメナモミです

野草食日記 301 卵豆腐アオミズ餡がけ

我が家の庭にはアオミズが群生しています。 アオミズというのはイラクサ科ミズ属の1年草です。 東北地方では同じイラクサ科ウワバミソウ属の山菜、ウワバミソウを ”ミズ” と言い、茎が赤いので一般的に ”アカミズ“と言います。 春は若葉を、6〜7月になると葉が固くなるので、茎の部分だけ薄皮を剥いて使うと聞きました。炒めものや、おひたし、浅漬けなど、癖がなく色々な料理にできるようです。 そして東北地方には茎が緑のヤマトキホコリというものもあるそうです。 こちらはアカミズに対して

野草食日記 300 ヤブカンゾウとカクテルシュリンプのゼリー寄せ

先日作ったヤブカンゾウの甘酢漬けを料理の一素材として使いたいと工夫していたのですが、なかなか思うようにいきません。 きゅうりの細切りと一緒に酢の物にすると、きゅうりの香りとシャキシャキ感の方がまさってしまい、ヤブカンゾウの存在感がなくなってしまいます。 きゅうりって割合癖がない食材だと思っていたので、合わせるものによってはこれだけ香りを強く感じることに初めて気づき、驚きました。 次に合わせたのはもずく。 もずくの場合、ヤブカンゾウのシャキシャキをきちんと感じられるのできゅ

野草食日記 225 広町緑地で自然観察会〜ツリガネニンジンと出会う

鎌倉市は面積の40%が緑地帯、中でも1番広いのが、七里ヶ浜、腰越の裏手にある広町緑地です。 秋晴れの11月の週末、この広町緑地で行われる自然観察会に参加しました。 子育て時代、息子をママチャリに乗せて行った懐かしの場所。 訪れるのは、約20年ぶりのことです。 七里ヶ浜駅集合で住宅地の中を歩き、浄化センター入口から緑地に入りました。 この地図を見て、改めて広町緑地の大きさを実感しました。 林道に差し込む木漏れ日が綺麗。 こういう光景を見るたびに、生きている実感が湧きます。

北鎌倉野草部 8 ゆるり北鎌☆野草ウォーキング 10月29日

当初10月17日土曜日だけの開催予定にしていた野草ウォーキングですが、子育て中のお母さん方にとってはやはり平日のほうが動きやすいのですね。 同じくnoteで発信されている工作アーティスト吉田麻理子さんは、以前から野草食日記を読んでくださっていて、平日開催希望のメッセージをいただき、29日の追加開催が決まったのでした。 この日は吉田さんを含め4人がギャラリー和さんへ集合。 ポカポカ温かな日差しの中、北鎌倉の住宅地をてくてくと歩き、 途中、昭和の名女優田中絹代さんの別邸や

北鎌倉野草部 3  なな艸の会を開催しました

個人的にお受けしていた野草の会に欠員が出たため、なな艸に直接ご縁があり野草にご興味がある方数名に欠員募集のご案内を差し上げました。 そうしたら1名募集のところに3名のお申し込みをいただいて、6月下旬と7月上旬、2日に分けてワークショップを開催することにしました。 私自身が沢山の植物を一度に覚えることができないので、なな艸の会では一回につき1〜2種類の草に絞って確実に覚えていただけるようにしたいと思いました。 今回のテーマはヤブガラシとアオミズです。 駅の近くの郵便局で待

野草食日記 147 玉締め圧搾法の椿油

以前レシピ提供させていただいた本「椿王国ー伊豆大島里山エコトピア構想ー」。https://books.rakuten.co.jp/rb/16092799/ こちらのご縁で、大島の高田製油所で作られている食用椿油をプレゼントしていただきました。 以前毛染めが原因でアレルギー症状が出てしまった時に、リノール酸の摂取を控え、症状が軽減したことがありました。 その時に、オリーブオイルがリノール酸が少なめと知り、今もできるだけ意識して使うようにしています。 リノール酸の含有量がオリ

野草食日記 136 アオミズ入りいなり寿司

この前大船の仲通り商連街の八百屋さんで、遺伝子組み換え大豆を使用していない油揚げが5枚98円で売っていました。 お手頃価格だわ♡と思いカゴに入れてレジに行くと、おばちゃんが「これ、2袋98円だよ〜」と言って、もう一つポンとカゴに入れてくれました。 冷凍すれば良いかと、家に帰ってひとまず一袋を刻んで冷凍庫へ。 その時に袋に「おいなりさんもできます」と書いてあることに気づきました。 かなり昔のこと、おいなりさんを作った時、油揚げを綺麗に袋にできなかったので嫌になり、それ以来、一

野草食日記 135 ふっくら鯛の煮付け アオミズ添え

北鎌倉に引越してきてから、大船仲通り商店街で買い物をすることが多くなりました。 お肉は数日保存をしても品質が変わりづらいけど、お魚はやはり鮮度の良いうちに食べたいですから、買い物に出た日の夜は魚料理と暗黙のうちのルールになっています。 日曜日は夫が買い物に行くことになっています。 魚市場を回って品定めをするのが好きな人で、朝ごはんを食べ終わるや否やソワソワし始め、早々に出かけてしまうことが多い。 なんでも早い時間に行ったほうが良いものを手に入れられるんですって。 この日は

野草食日記 134   アオミズは湿地に生える三つ葉である

庭に雑草のように生い茂っているアオミズは、湿気の多い場所が好きな植物のようで、土地の人に聞いてもあまりあちこちで見かけるものではないようです。 梅雨の時期に家が濡れていると感じるぐらい湿気の多い我が家。 それを聞いて深く頷いてしまいます。 ま、それでもこんなに上品な香りの野草をふんだんに使えるのですから、それはそれで良しとしたい。 最近はサラダにも利用していることから、煮立てずとも三つ葉のように汁物の最後にトッピングするのだってありよね?!と使い方のバリエーションも広がり、

野草食日記 132 アオミズの出汁巻き卵

庭に沢山生えているアオミズは卵との相性が良いです。 いつもは柳川風の鍋物にしてしまうことが多いのですが、今回は里山保全活動後の集まりに持っていくために出汁巻き卵を拵えてみました。 持って行った分は全部食べていただけたので、美味しいと思ってもらえたかな?! 添えでアオミズ本体も持参したところ、葉っぱを摘まんで食べている方もいらっしゃいました。 台風15号後の山。 桜の大木が根こそぎ倒れていたり、幹の途中からばっさり折れていたり。 もとに戻すにはかなり時間がかかりそうです。

野草食日記 125 晩夏の野草&ハーブサラダ

前日の晩はパスタでしたので、前菜にサラダを作ろうと冷蔵庫を覗いたら、サラダ野菜として使えそうなものがキャベツくらいしかありませんでした。 庭のルッコラも、ほぼ使ってしまったし、パセリも残り少なくなっています。 どうしよう?!と思いつつも、 ボウルを手に庭をウロウロ。 レタスの原種と言われるノゲシ、敷地のそこいらじゅうに生えているアオミズ、ベニバナボロギクとタンポポの葉の柔らかそうなところ、エントランスに鉢植えにしているアフリカンなんとかバジル(名前を失念)、残り少なくなっ

野草食日記 117 繊細な和食に合う野草 アオミズ

庭に雑草のごとく生えているアオミズは、手折ると爽やかで上品な香りがする野草です。 繊細で芳しい香りはいつも私にちょっと高級な和食の料亭を連想させます。 お味噌汁よりは、昆布と鰹節で丁寧にひいたお出汁のお吸い物。 その仕上げにサッと浮かべて楽しみたい。 最近はなかなか時間が取れず、もっぱら白だしを使っているのですが。 昼食に鶏ハムとアオミズ、梅干しと切りゴマで簡単な和え物を作りました。 さっぱりと美味しかったですが、数日前お夕飯に作ったメニューの方がアオミズの持ち味が生きてい

野草食日記 85  庭に食べられる野草 アオミズが自生していた

雨が降って仕事は延期。 洗濯も乾きやすそうなものだけを選んだため、少なめです。 時間があったのでアイロンがけをしたのですが、それでもまだお昼まで間がありました。 何しよう?! そうだ!庭に自制している名前のわからない植物の名前を調べよう。 ちょうど雨は小降り。 早速庭に出て写真を撮り、SNSのグループに質問しました。 そのグループには植物の専門家の方々が在籍していて、信頼が置けるのでよく質問を投稿します。 早いと10分、遅くても大抵30分以内には回答が送信されます。 3