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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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#なな艸クサギ

再生

《動画》5月の庭と野草の収穫

裏庭の山の斜面で収穫を兼ねた選択的除草を行いました。 気持ちのいい朝だったので、庭にテーブルを出して、使える葉とそうでない葉を仕分けました。 戸外で鳥の鳴き声を聞きながら、作業できるのも春ならではの楽しみです。 Youtubeで見たほうが綺麗な映像で見れそうです。 noteだとなぜか画質荒いです💦

野草食日記 351 クサギの味噌汁

3ヶ月も前に撮影して投稿しないままになっていた写真を発見したので、今更ながらの更新です。 少し変わった香りのするクサギを、九州地方では味噌汁に入れると聞いたので、試してみることにしました。 ご当地では味噌汁の具はクサギが一番好きという人も結構いるんだそう。 本当かな?! 葉の香りが汁全体に広がって、妙な味にはならないのかしら?? 家族に食べてもらえないと困るから、お昼ご飯の時に試作することにしました。 参考にしたのはこちら。 このレシピ、生の葉を塩で揉んでアク出ししたのを

野草食日記 338 クサギとポテトのベーコン炒め

クサギは佃煮にすると美味しく、毎日おむすび作りをする身にとっては本当に便利な野草です。 ひとつ美味しい料理が見つかると同じものを作り続けてしまう性質なのですが、2〜3年も佃煮ばかり作り続けていたら流石に飽きがきてしまいました。 クサギは特有の香りがあります。 それもあって他の料理を試すハードルが高くなりがちで、石橋を叩いて渡るタイプの私には新たなチャレンジがしづらいということもありました。 なので昨年の観察会でクサギを持ち帰った人が、これでジェノベーゼソースを作って美味しか

野草食日記 302 シャドークイーンのクサギジェノベーゼ和え

5月の個別野草観察会にいらしてくださった方にクサギをご紹介して、佃煮にすると美味しいですよ!とお伝えしたら、「これでジェノベーゼを作ったらどうでしょうか?!」と言うのです。 クサギはちょっと独特の香りがあり、私にはジェノベーゼにするというアイデアは思いつきませんでした。 「もしも作ったら、感想を教えてくださいね。」と言って別れたその日の晩に、「クサギジェノベーゼなかなか行けましたよ。」とメッセージが届きました。 えー、嘘でしょー?!というのが正直な感想でしたが、添付された

北鎌倉野草部 32 木の葉で作る佃煮ワークショップ

雨降りが多いこの時期でも開催できるように、今回は家でのワークショップを企画しました。 今日は野草好き小学生のMちゃんもお母さんと一緒に参加してくれました。 お子さんにこのほろ苦味はどう受け入れられるんだろう?! Mちゃんから言葉での表現はありませんでした。 でも、パクパク食べてご飯をおかわりする様子から、十分伝わってきましたよ。 他の皆さんも自らおかわりに立つほど、ご飯に合う合う!の佃煮でした。 来月は7月6日に北鎌倉の緑地で野草観察会です。 公式Lineアカウントからの

野草食日記 246 ワークショップ用のクサギを収穫しました。

ゆるり北鎌倉⭐︎野草ウォーキング6月の回が来週に迫ってきました。 当日のお味見用に取っておいた庭のクサギがグングン伸びて、わっさわさになっていたのを、剪定を兼ね伐採。 ボウルに山盛り一杯分になりました。 これまで枝から葉を外す作業は、家の中にクサギを持ち込んで行っていたんですが、床に落ちた枝葉の後片付けが結構大変。 そこで今日は庭にキャンプ用のテーブルと椅子を出してやってみたら、なかなかいい感じです。 紅茶を淹れて、Youtubeで大好きなドビュッシーの曲をかけて。 鳥の

野草食日記 244 クサギとレンズ豆のキーマカレー

つい最近、いつも買い物をしている大船にインドの食材を売るお店がオープンしました。シンプルな棚に商品が無造作に置いてあるディスプレイ(?)、販売してるのは多分インドの方。 そこだけ日本じゃない不思議な雰囲気が漂い、インドへ旅行したかのような気分が味わえます。 ここで、見たことのない小さなボトルを見つけ、何だろう?!と思っていたら、帰宅後Youtubeの「ナマステご飯」で同じものが紹介されていたのを見てしまいました。なんたる偶然! その名前はヒング。 ヒングという名前を初めて

野草食日記 216 乾燥くさぎなのレシピ3種

お取り寄せした乾燥くさぎなを使ったレシピを考案してみました。 くさぎなかけ飯、くさぎなのナムル、くさぎなと大豆の炒め煮の3種です。 7月の下旬の我が家のクサギの木は白い蕾でいっぱいです。 くさぎなシソ科の落葉高木「クサギ (臭木) 」の若葉を茹でて、乾燥させたものが「くさぎな」です。 山陰、四国、奄美を含む九州地方では古くから山菜として食べられていました。 茹でてアク抜きをしたものをそのまま料理して食べることもできますが、乾燥したものを、昔の人は冬の保存食としていました

有料
200

野草食日記 214 乾燥くさぎなと水煮大豆の炒め煮

取り寄せた乾燥くさぎなを使って、ネットで見かけて作ってみたかった大豆との炒め煮を作りました。 くさぎなは苦味があるので、ちょっと甘めにしたほうが美味しいと思います。 これもやっぱりご飯がすすむお味でした。 大豆をジャガイモに変えて味噌を少々加え、若干薄味にしたバージョンは、ボリューミーでおかず感もあり、なかなか良かったです。

野草食日記 213 クサギナかけ飯 なな艸風

取り寄せた乾燥クサギナで早速クサギナかけ飯を作ることにしました。 クサギナかけ飯とは、前回の投稿でも書きましたが、ご飯の上に色んな具材を載せたところに鶏のスープをかけてお茶漬け風に食べる、山陰地方の郷土料理のことです。 普通の主婦が日常生活を営みながら作ることができる、これが私の目指すところの料理です。 クサギナかけ飯を紹介したテレビ番組の動画では、水戻ししたクサギナを10時間かけて煮るとあったのですが、これは時間がかかりすぎるのでボツ。 自分の持っていた鶏飯のレシピや様

野草食日記 212 乾燥クサギナを取り寄せてみる

昨年、庭のクサギの葉っぱが食べられるとわかった時、佃煮の他に何か良い食べ方がないかなとネットで調べたことがありました。 山陰地方に「くさぎなかけ飯」という郷土料理があるのが知ったのはその頃のこと。 西の方に鶏飯というやはり郷土料理があります。 結婚して間もなく、雑誌の料理ページにレシピが載っていたのを切り抜いて、今もファイルに挟んであります。 鶏飯というのは、ご飯の上に鶏肉、椎茸、錦糸卵のなど色とりどりの具をきれいに並べ、鶏のスープをかけて、お茶漬けのように食べるという料理

野草食日記 211 クサギナの焼きおむすび

昨年の2月に引っ越してきた北鎌倉の家にクサギの木がありました。 建物のすぐ脇に植っていて、大木になるのを避けるため何度も剪定されていたのでしょう。 春になると枯れたようになっていた枝から、新芽を吹き出し、ちょうど手の届く位置に葉をわさわさと繁らせていました。        この前収穫したのにもう葉っぱがわっさわさ。今朝の写真です。 エメラルドグリーンに染まる貴重な染料と知っていたクサギの実ですが、甘糟幸子さんの著書で、葉が食べられることを知ったのも昨年も今時分でした。

野草食日記 139 台風前日の収穫とグリーントマトのピクルス

台風19号、各地に甚大な被害がありました。 テレビであちらこちらの映像を見る度に、被害に遭われた方々の気持ちを思うと何の言葉も見つかりません。 私は山の極に住んでいるため、台風というと土砂崩れや倒木が毎回頭をかすめます。 長年この地に住むお隣さんの「この谷戸は風も上の方で暴れるし、岩盤がしっかりしているから大丈夫」という言葉を頼りに、猫共々家にいるという選択をしました。 午後8時以降、少し恐怖を感じる強い風が吹いたとはいえ、鎌倉では雨量も風も当初想像したより大したことは

野草食日記 128 クサギと干しえびの佃煮

クサギを以前カットしたところから新しい芽がでてきて、再び瑞々しい葉を収穫しました。 前回よりも量が多いのでいくつかの料理に分けて使えそうです。 茹でて二日程水に晒したのですが、それでもなかなか苦味が抜けません。 どうしようと思いましたが、岡山の方に鶏飯のような料理があるというので、あまり怖がらずに使ってみようという気になりました。 丁度キムチ納豆をスパゲティをするつもりだったので、そこに加えてみたのですが、手順が悪かったのか、パスタ全体に苦味が回ってしまい失敗。 冷蔵庫