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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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#なな艸明日葉

野草食日記 330 シソ科ホトケノザの活用方法

以前の投稿で、ホトケノザはシャキシャキとした食感はいいけれど、味と香りに特徴がないと書きました。 春になり、裏庭の明日葉の株から新しい葉が出始めています。 明日葉は、今日採っても明日には葉が出てくるほど生育が旺盛といいますが、実は今日採ったらすぐに次の葉は出てきません。 下手すると1ヶ月後だったりします。 うちには3株ありますが、まとまった量を収穫することはできないのです。 悲しいかな、1本か、せいぜい2本くらい。 いつももっと量が食べたいなぁと思っています。 そこで、

野草食日記 309 長命草の種蒔き

満月の5日前から満月までの間が種蒔きの適期と言います。 今週は火曜から今日の満月まで、野菜の種を色々蒔きました。 まだ暑いし、チマサンチュ以外は少し時期が早いかとも思いましたけど、ひと月後ではちょっと遅い気もするから、発芽適温は種任せでひとまず蒔いてしまおうという作戦。 増やして沢山食べたいと思っている長命草は、狭い畑であることや生育条件も考えると、蒔く場所がないなぁと困っていました。 考え考え庭のあちこちを見渡していたら、裏山の斜面が日当たりも良く広いことに気がつき。 今

野草食日記 291  鮭と明日葉のチャーハン

3〜4月とちょっと頑張り過ぎたせいか、ゴールデンウィークは体調を崩し、予定を全てキャンセルし、家でのんびりと過ごしました。 今年は夫もカレンダー通り。 お天気の良い日が続いたので、庭に椅子とテーブルを持ち出し、外でパスタソースを作ったり、野草天ぷらをしたり。 どこにも出かけなかったし、身体は辛かったけど、結構楽しく過ごしました。 少し天気が怪しかった日は、いつも通り猫のいる部屋でお昼ご飯。 残りものの鮭があったので周さんの鮭チャーハンを作ることにしました。 周さんって、

野草食日記 289 色々野草のナムル

明日葉を食べたかったけれど、採れたのがちょっとだったので、庭と畑を歩き回り色んな野草を摘む。 明日葉 長命草 三つ葉 オオバコ イノコヅチ それぞれ湯掻いて醤油と黒胡麻と胡麻油で和えた。 ひとつひとつの野草の味わいがハーモニーとなっていい感じ。 オオバコはお初。 ようやく柔らかくて大きいものが育ってきた。 ちょっと苦味があるかな。 水に少しだけ浸してから他の葉と混ぜれば気にならない。 そしてイノコヅチは今の時期に摘むと、割合と柔らかい。

野草食日記 283 ミックス野草の餃子

丁寧に育てられた美味しい豚肉をご近所さんと共同購入しています。 地域のお店から出る食べ物の残りなどを食べて育った豚さん達のお肉です。 共同購入の輪にいれていただいた昨年の5月、その豚肉を育てている足柄の「こぶた畑」を見学に行く機会を得ました。 訪れてまず驚いたのは、豚舎が臭くないことです。 下のリンクをご覧いただくと何故臭くないのか、その秘密がわかります。 同じ仕組みを人間のトイレにも応用していて、水洗トイレでないのにこちらも全く臭わないのです。ほんとうに驚きました。

野草食日記 156   山菜の会@鎌倉 11月

少し前の話になりますが、11月下旬に由比ヶ浜で行われた山菜の会に参加してきました。 料理を作って下さったのは、以前「山菜オイル漬け」の回でご紹介した稲葉さんと、レストラン「ブランコ」オーナーの吉村さん。 大島から取り寄せた明日葉や山菜オイル漬けを使った料理の数々は、前日に試作してメニューを決めたのだそう。 以前こちらでご紹介した「明日葉とツナの混ぜご飯」も、おいしいと言っていただけてひとまずはホッとしました。 記事のトップより、山菜のオイル漬けをトッピングした焼きなすのサ

野草食日記 155 明日葉とツナの混ぜご飯

今週行われる山菜の会で、明日葉を使ったレシピ作りのお話がありまして。 色々考えた結果、以前友人宅で食べて美味しかった混ぜご飯にすることにしました。 友人宅ではきちんと作り方を見ていた訳ではありません。 人様にお出しするのだし、やっぱり試作は必須ですよね。 ということで、近所で明日葉を育てている庭で摘ませてもらいました。 あの日、友人が使っていたツナ缶が美味しかったので、記憶を頼りにネットで調べ、折角なのでお取り寄せ。 由比缶詰所 http://www.yuican.co

野草食日記 153 明日葉入りの玉ねぎおじや

昼間は暖かくとも、朝晩冷える日が多くなりましたね。 それでも日によっては、昼間も気温が上がらないときもあり、冬が近づいていることを感じます。 この日はそんな日中も肌寒い1日で、出かける予定もなく、日当たりのよい部屋でホットカーペットをつけ、猫と一緒にのんびり過ごしていました。 12時が近づいたので、昼ごはん、何にしようとキッチンに下りると、ご飯がお茶碗に一杯。作り置きのおかずも食べ切って他に何もありません。 寒いからあったかいものが食べたいなと思い、お出汁に千切りの玉ね

野草食日記 121 レシピ掲載のお知らせ

つい先日出版された「椿王国 ー伊豆大島里山エコトピア構想ー」(炭焼三太郎・鈴木克也 編著 ) の中で、野草食日記 100 でご紹介した「明日葉とベーコンのスープパスタ」のレシピを掲載していただきました。 伊豆大島を活性化していくことを主題に、多くの方が様々な視点で考えを寄せている現在進行形の書籍です。 昨日、私の母にこの本の話をしたところ、亡くなった父が若い頃に仕事で大島を訪れていたという話を初めて聞きました。 大島で明日葉のおひたしを食べたことがあったそうです。 子

野草食日記 100 明日葉とベーコンのスープパスタ

先週は大島産明日葉で料理三昧の1週間でした。 購入した翌日の昼に、まずはパスタから。 野草食日記 100投稿記念としてレシピを上げてみました。 いつも目分量で作っていますので分量は明記していませんが、大まかにでも参考になりましたら幸いです。 明日葉とベーコンのスープパスタ 1. ガーリックオイルを作る。 ニンニクは薄皮を剥いて薄切りにし、厚手の鍋かフライパンにニンニクが浸る程度のオリーブオイルと共に入れ、弱火で煮るようにじっくり火を通す。 ニンニクの周辺に泡が出たら火を

野草食日記 94 アシタバについて 書籍からの情報

先日の山菜料理の会で籠いっぱいの大島産アシタバが販売されていました。 庭に数株植えているものの、移植して間もないからなのか、植えた場所が悪いのか、半月〜1か月に一度くらいしか新しい葉が出てきません。 若い葉を摘んでも、翌日に新しい葉が伸びてくるからアシタバと呼ばれるとどの本にも書かれているのに、これでは「ライゲツバ」です。 こんなに具合ですから、会の終わりに数袋購入し、今週は色々に料理して楽しんでいます。 小学生の頃、三浦半島に住んでいました。 近くの山にはアシタバが自

野草食日記 32  タイ風 明日葉の酸っぱいスープ

蒸し鶏をした時に副産物として出来る残り汁は、旨味たっぷりなので捨てずにスープに転用します。 今回は明日葉と共にタイ風のスープにしました。 残り汁に水を加えて、鶏ガラスープを足し、レモン汁とナンプラーと胡椒で味付けしたら、豆腐と茹でておいた明日葉を入れて出来上がり。 残り汁と茹でた明日葉さえあれば5分とかからず一品が仕上がります。 明日葉はナンプラーの味とよく合いました。 なな艸のインスタグラムです。https://www.instagram.com/7kusa7xa

野草食日記 29  裏庭を野草畑に

2月に今の家に引越してきました。 里山の麓で庭の一角に山に続く斜面があり、結構な広さがあります。 朝早い時間だけ、お日様が当たる場所なので、種類を選べば色々育てられそう。 まず手始めに、以前友人から分けてもらった鉢植えの蕗、これが非常に窮屈そうだったので、地植えにしました。新たに展開した葉っぱは伸び伸びとしてとても気持ち良さそうに見えます。 斜面一面に生えている(多分)トキワツユクサを除草し、ノゲシとベニバナボロギク、紫蘇の種を蒔きました。 オオアラセイトウは気づい

野草食日記 16  明日葉のおひたし

ご近所さんの庭で育てている明日葉を分けていただきました。 子供の頃、横須賀に住んでいたのですが、山には明日葉はごく普通に生えていました。 今住んでいる地域では、自生しているという感じではなく、御近所さんもやはり三浦半島の葉山の知人から分けてもらったそう。 大島でも普通に食べられている野草のようです。 子供のころ、両親と山道を散歩している時に摘んだものが、よく食卓にのぼっていたので、私にとっては懐かしい味。 醤油でそのままもいけますが、鰹節をかけたのがやっぱり好き。