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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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#なな艸セリ

野草食日記 326 芹が香る*大根とわかめの胡麻マヨサラダ

最近コッテリ系の料理が多かったので、身体が生の野菜を欲しています。 キムチも生といえば生なんですけれどね。 もう少し塩分が少なくて刺激のないヤツ。 冷蔵庫にあるもので、となると野菜はダイコンと芹。 そして乾物のわかめ。 冷凍保存しているしらす干し。 この4つを使いマヨネーズ味のサラダ風和えものを作ることにしました。 大根は千切りにして少量の醤油を混ぜ暫くおき下味をつけます。 うっすら茶色に染まったら、水気を搾っておきます。 戻したわかめをは一度湯通しして食べやすい大きさ

野草食日記 325 芹のキムチ

まとまった量の芹を摘んだので、愛読のキムチ本に載っている念願の芹キムチに初チャレンジ。 一昨年の12月、マルシェに出品した時も普通の白菜キムチの上に生のまま薬念で和えた芹を載せましたが、全て芹で作るのは初めてです。 キムチ本に掲載写真の芹は丈の長いもので、茎をまとめて持ち、茎の部分には塩を強く、葉の部分は残りをパラッと振るという手順で書かれています。 でも、採取したのはみんな背が低いもの。書いてある通りにはできず、茎にも葉にも満遍なく塩を振ったせいか、全くしんなりしてくれな

野草食日記 321 塩だれ豚バラの芹薬念

トトリムクと呼ばれる韓国のドングリ豆腐をご存知ですか?! 頻繁には作りませんが、夫も私もこれが大好き。 韓国食材店からドングリ粉を取り寄せて、手元に置いておき、気が向いたときに手作りします。 トトリムク単体で食べると、さほど美味しいというものではありません。 ですが、これに添えるタレ(薬念)が秀逸なんです。 ニンニクのすりおろしを数種類の調味料と混ぜるだけで、材料さえあれば5分ほどでできる手軽さも魅力。 この薬念で白髪ネギを和え、トトリムクと一緒に口に運べば、もっちりした

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野草食日記 275 父と明日葉の想い出

初めて自分で摘んだ野草を食べた記憶は、昭和40年代半ば、千葉にできた新興の公団住宅に住んでいた頃のことです。 地域内に2つの小学校を抱えるとても大きい団地は、建物と建物の間に遊歩道や公園などが美しく整備され、当時の若い夫婦や子育て世代が憧れるような、そんな住宅街だったのではないかと思います。     《写真》      正面左側が当時住んでいた建物。      外装がリノベーションされて新しい雰囲気になってます。      ネット情報で知りましたが、当時日本一の大きさの公団

野草食日記 270 セリをのせたビビンバ

重いのでマルシェには4.5kgだけ持っていきましたが、実は家にはまだかなりの量のキムチがあります。 その消費に悩んでいたら夫が、ビビンバにしない?!と。 マルシェでちょうどほうれん草も買ったばかりだし、冷凍庫に合挽き肉もある。以前大船の露店で購入し、使わないままでいた乾燥ゼンマイもあります。 近くのスーパーでもやしを買い足せばOK。 ということで、昨日の晩は晴れてビビンバを作ることになりました。 結婚したばかりの頃、夫の母の妹(つまり叔母さんですね)がよく作ってくれたビビ

野草食日記 235 自生のセリ入り白菜キムチ

12月〜1月のセリはあまり香りがしなかったのですが、この前の日曜日に採ってきたものは格段に違いました。 「せり、なずな、おぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」 春の七草は、本来ならば旧暦のお正月7日にいただくものです。 今年の旧暦新年は2月12日。 1月7日にあたるのは2月18日になります。 ちょうど本来七草がゆを食べる頃に、セリは瑞々しさが増し、香り高くなるのですね。 今回セリを採ってきたのは、白菜キムチの薬念に混ぜるためでした。 大根と人参の千切りに軽く

野草食日記 234  クレソンを摘んできたよ!

今の家に引っ越してきたばかりの2年前の今頃。 ご近所散策をしていて偶然出会ったおじいちゃんに、セリとクレソンの群生している沢に連れて行ってもらいました。 あの日収穫したてんこ盛りのセリとクレソン。 出始めの竹の子も。 Facebookに「〜年前の今日」の投稿が上がってきますよね。 セリとクレソンの出来事はすっかり忘れていたのに、そのおかげで思い出し、さて、今年はどうかしら?!といそいそと沢へ出かけました。 今年は寒かったのか、クレソンはまだ水面からちょっと頭をもたげてい

野草食日記 225 広町緑地で自然観察会〜ツリガネニンジンと出会う

鎌倉市は面積の40%が緑地帯、中でも1番広いのが、七里ヶ浜、腰越の裏手にある広町緑地です。 秋晴れの11月の週末、この広町緑地で行われる自然観察会に参加しました。 子育て時代、息子をママチャリに乗せて行った懐かしの場所。 訪れるのは、約20年ぶりのことです。 七里ヶ浜駅集合で住宅地の中を歩き、浄化センター入口から緑地に入りました。 この地図を見て、改めて広町緑地の大きさを実感しました。 林道に差し込む木漏れ日が綺麗。 こういう光景を見るたびに、生きている実感が湧きます。

野草食日記 194 セリとジャコのふりかけ

骨粗しょう症が心配な年代です。 魚屋で山盛り400円で売られていたジャコを思わず買ってしまい、冷凍庫に鎮座していました。 他の食品も増えてきたので、そろそろ何かに変身させないと。 ジャコをフライパンで炒りつけ、野菜室にほんの少し残っていたセリも加えて加熱します。 最後に胡麻を加え、醤油で味付けしてふりかけに。 セリはパリッとドライになって爽やかな香りがほんのりと香り、これはご飯が進みます。

野草食日記 169  セリ摘み

レシピ試作のために、家から30秒程のところにある沢でセリを摘んできました。 はてさて、今度はうまくいきますかどうか・・・。

野草食日記 158 とらふぐの皮と赤玉ねぎの酢の物 セリ添え

里山保全作業の後の歓談のために、チコさんから分けていただいたトラフグの皮で一品。 玉ねぎを甘酢につけておいたのと合わせ、作り置きの合わせ酢で和えてみます。 今までは普通の玉ねぎで作っていました。 でも皮の黒と玉ねぎの白ではあまり美味しそうに見えない。 いつもはニラなどの青味を加えていたのですが、今回はもっと鮮やかにしたくて赤玉ねぎを使います。 酢につけると玉ねぎの赤は更に鮮やかに発色するんです。 うっとりするような赤紫は大好きな色。 少し添えるだけでも料理が美味しそうに見

野草食日記 146 牛蒡と芹のおいなりさん

夫が知り合いの農家さんから野菜をいっぱいもらって帰ってきました。 大根1本、カブ5個 (両方とも葉付き)、きゅうり8本、ジャガイモ沢山。 私はこの日、とても太くて長い牛蒡2本、青パパイヤ、油揚げ10枚、しらす干し等々を買って来ていたところでしたので、思いがけず冷蔵庫がパンパン状態に。 痛みが早い大根とカブの葉は当日の夜に一緒に茹でて刻み、冷凍庫へ。 翌日、きゅうり2本は種を取って、牛蒡半本は茹でて両方とも醤油漬けにしました。 この前アオミズ入りのおいなりさんを作った時、手