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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2023年8月の記事一覧

野草食日記 349 ヤブガラシとワカメの胡麻酢和えレシピ覚書

私が野草食を始めたきっかけとなったヤブガラシ料理のレシピをまとめていなかったので書いておこうと思いました。 下のリンクは、まだ現在の野草観察会を始める前、ご近所さんと開催したヤブガラシの会の記事。この時はじめて家族以外の人に胡麻酢和えを食べてもらったんだっけ。懐かしいなぁ。 ヤブガラシとワカメの胡麻酢和え ヤブガラシを熱湯で茹でる。 紫色の葉が緑色に変化したら引き上げて水に晒し、冷蔵庫へ。1日に一度水替えをしながら、2〜3日アク抜きをする。 水戻ししたワカメとヤブガラ

野草食日記 348 真夏のミックス野草味噌白和え

突然の胃の不調からようやく回復傾向にあった朝。 胡麻油を使うナムルは重めなので、ノンオイルの白和えに。 まずは白胡麻を小さなすり鉢で擦る。 木綿豆腐は水切りをする時間がないので、手で優しく握るように絞る。 豆腐をすり鉢に入れ、ザラザラとすり混ぜたら味噌を加える。 茹でて1時間ほど水に晒した野草を、細かめに刻んで衣と和えたらできあがり。 野草は前々日に下拵えし、冷蔵保存しておいたものを使用。 今回使ったのはこちらの投稿の野草。 それに、葛の葉の柔らかそうなところと、サツマ

野草食日記 346 真夏のミックス野草ナムル

以前「色々野草のナムル」というお題で投稿したのが去年の5月3日のことです。 その時使っていた野草は、 明日葉 長命草 三つ葉 オオバコ イノコヅチ。 この夏も庭と畑を一周して摘んだ野草でナムルをしばしば作っていますが、 あの頃とまたメンバーが変わっています。 夏が盛りの野草で柔らかくて美味しいのがイヌビユです。 零れ種で、毎年畑のあちこちに生えてくるのを抜かずに育てています。 ほうれん草に似た味わい。 そして、飛騨から種を取り寄せて今年初めて育てているのがメナモミです

野草食日記 347 スベリヒユのオリーブオイルオイル蒸し

野草の会に参加して下さっているTさんからのシェア。 鎌倉駅近くにあるレンバイ(鎌倉市農協連即売所)で買ったスベリヒユをオリーブオイル蒸しにしたら、旦那さんがバクバク食べた、という話に触発されて、私も鎌倉に出た時に買ってきました。 これは、スベリヒユ料理の中で一番好きかも。 作り方もいたってシンプルです。 作り置きガーリックオイルをフライパンに敷き、全体に塩を振っておく。 火をつけて油を熱したところにスベリヒユを入れて、塩と油をまぶすように全体を絡めたら蓋をして、しんなりす

野草食日記 345 スベリヒユを意外な組み合わせで美味しく食べる

野草観察会の参加者の皆さんから、自分だったら思いつかない意外な野草の食べ方を教えていただくことがあります。 今日はそのひとつをご紹介。 スベリヒユのヨーグルト納豆和えです。 教えてもらった時には、ヨーグルトと納豆って合うのかな?!とびっくりしたのですが、やってみると全く違和感なし。 作り方はこんな風です。 ヨーグルトに塩と辛子を入れ、茹でたスベリヒユと納豆を和える。 たったこれだけ。 スベリヒユにはシュウ酸が含まれています。 茹でることによってシュウ酸を減らすことができ

野草食日記 344 少しだけ収穫できたスベリヒユで山形のだしを作る

数年前に友人の庭から移植したスベリヒユが、零れ種で細々ながら命を繋いでいます。 開墾して然程年数が経っていないので、土地は痩せていて野菜も立派なのが育ちません。 除草した草を土の上に重ねたり、クリムゾンクローバーを緑肥として育てたりして、僅かづつでも土の状態を良いものにしたいと、改良を重ねていました。 と言っても、本当にゆっくりゆっくり、亀の歩みなのですが。 ラッキーなことにクリムゾンクローバーの植っていたところにちょうどスベリヒユが芽を出しました。 そのせいかわかりません