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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2022年11月の記事一覧

野草食日記 318 四方竹と油揚げの煮物

働いているお茶室の庭では、蔓延ったり景観が悪くなるために嫌われている植物がいくつかあります。 蔓植物のヤブガラシや、地べたにべっとりと張り付くゼニゴケ、種を沢山落として生育面積を増やしていくヌスビトハギ、庭の景観をザワザワした雰囲気にしてしまうイネ科全般。 お茶室に生えるイネ科植物の中には、隣家との境に植えられている細い竹のような (見方によっては笹のような) 植物があって、これが秋になるとあちこちに伸ばした地下茎から隣家との境界であるなしに関わらず、生えてきてしまいます。

野草食日記 317 イヌガラシの採り頃

昨年の11月12日、近くの緑地でイヌガラシを見つけ、冬場に採取できるのではないかと期待していたのですが、寒さに当たるととても食べられる状態ではなく、がっかりしていました。 花が咲く前のロゼットのみでは、何の葉っぱなのか分かりづらいものです。 プロの方にお聞きしても、うーん花が咲けばわかるんだけど、と言われることもしばしば。 昨年見た時は少し時期が遅めの印象だったイヌガラシですから、10月後半で花が咲き初めの頃を狙えばいいのではないかと、野草観察会の下見の時に探していたら、

野草食日記 316 これはもしやイタドリ?!

うちの近くの道路脇に、夏頃やけに勢いのよい丈の高い草があるなぁとずっと思っていました。 そこは歩道なのに、縁取りのブロックはあるものの、歩道部分のコンクリートはなくなっていて、見るからに不思議な状況です。 その様子に気を取られて、生えている草が一体何なのか、これまで一度も気に留めたことがありませんでした。 一方、ネットや人から話で聞いて、いつか食べてみたいと思っているイタドリが近所にないだろうかと思っていたのですが、なかなか見つからず、どこか別の場所に探しにいかなければかな

野草食日記 315 野草も体質に合わせて

私は身体が冷えやすく、体質は虚弱です。 30代の頃から漢方医に薬を処方してもらったり、資格取得まではしていませんが、薬膳の勉強もしました。 ですので、普段料理の際にも自分に合う食材、合わない食材はいつも意識しています。 昨年までは真夏でも常に下っ腹が冷えていたのを、漢方薬酒にこれを加えて改善に至ってます。 身体を冷やすという黒い種の部分は除き、温める効果のある皮の部分のみを薬酒に加えて毎日飲んでいます。 いつもお腹が冷たいという私の言葉をシャワーのように聞いていた夫も、最