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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2022年10月の記事一覧

野草食日記 314 ジュズダマ茶づくり

野草茶が苦手だったけれど、一度美味しいとわかると色々試してみたくなるもので、アカメガシワ、カワラケツメイに続きジュズダマをお茶にしてみました。 ジュズダマはハトムギの原種でイネ科の植物です。 現在利用されている植物というのは、何かしらの事情があって人間にとって都合が良いものが多いのではないでしょうか。 ジュズダマのお茶は調べてみると、そのまま使うよりは皮を粉砕したほうが良さそうですが、ハトムギに比べて皮が固く加工しづらいことが難点です。 だからあまり利用されなくなっちゃっ

野草食日記 313 かぼちゃとクコの自家製ベーコン炒め・レモンピール&ブラックペッパー味

この春、引っ越しをする友人の庭から我が家にやってきたクコ。 夏前に畑に移植しましたが、暑いうちは虫の被害が酷く、秋の新芽を心待ちにしていました。 少々バッタに喰われているものの、夏場の無残な姿からは復活しています。 アダプトゲンということで、積極的に食事に取り入れたいクコの葉。 とはいえ、まだまだ収量は多くはありません。 それでも先日、少しまとまった量を収穫することができました。 クコの葉はお肉と相性が良いです。 冷蔵庫にベーコンとかぼちゃがあったので、一緒に炒めることに

野草食日記 312 ムコナを菜園に移植する

昨年苗を取り寄せたムコナです。 正式な名前はシラヤマギクと言います。 1年目はどういった環境が好みなのか見極めるために、半日陰と日向の両方に置き様子を見てました。 結果、半日陰では若干徒長気味に成長し、日向に置いたのは真夏のガンガンの日差しにも耐えたので、菜園の1番日当たりの良い場所に移植することにしました。 日本では、ヨメナの方が有名で、ムコナはあまり一般的ではない印象です。 ところが韓国ではスーパーでも売っている野菜なのだそう。 春先にナムルにして食べるようです。

野草食日記 311 今年は山椒の実が豊作

梅の実が当たり年で今年は良く成ったという話はよく聞きます。 それが山椒の木にも当てはまることを、今の家に越してきてから知りました。 昨年はほんの少ししか成らなかったので収穫するまでもなかったのに、この秋は赤い実が鈴なり。 5月に青い実を煮魚などにちょこちょこ使っていたのにも関わらずです。 前回収穫できた年には赤い皮も黒い種も一緒にすり潰しました。 しかし後で知ったことには、黒い種は身体を冷やすのだそうです。 そこで今年は手間をかけ皮と種を分けることにしました。 身体を温