マガジンのカバー画像

野草食日記

386
身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

野草食日記 302 シャドークイーンのクサギジェノベーゼ和え

5月の個別野草観察会にいらしてくださった方にクサギをご紹介して、佃煮にすると美味しいですよ!とお伝えしたら、「これでジェノベーゼを作ったらどうでしょうか?!」と言うのです。 クサギはちょっと独特の香りがあり、私にはジェノベーゼにするというアイデアは思いつきませんでした。 「もしも作ったら、感想を教えてくださいね。」と言って別れたその日の晩に、「クサギジェノベーゼなかなか行けましたよ。」とメッセージが届きました。 えー、嘘でしょー?!というのが正直な感想でしたが、添付された

菜園料理の記録 17 クコと高麗人参とホーリーバジルティー🌱アダプトゲンは虚弱体質を救うのか?!

1.虚弱体質とクコの薬理作用①虚弱体質はしんどい 子供の頃から割合、虚弱な体質でした。 思い返してみれば学生時代は月〜金は学校、土日はバイトを普通にこなしていたので、それも若さゆえだったのだろうという気もしなくもないのですが、社会に出て以降子育て時代にかけては、ストレスも多分にあったのでしょう、体調不良に悩まされる日々が続きました。 若い頃はちょっと身体が弱くても、親に頼ったり、学校休んじゃえ!とのほほんとしたものでした。でも、社会人になったり自分が親になったりすればそう

野草食日記 301 卵豆腐アオミズ餡がけ

我が家の庭にはアオミズが群生しています。 アオミズというのはイラクサ科ミズ属の1年草です。 東北地方では同じイラクサ科ウワバミソウ属の山菜、ウワバミソウを ”ミズ” と言い、茎が赤いので一般的に ”アカミズ“と言います。 春は若葉を、6〜7月になると葉が固くなるので、茎の部分だけ薄皮を剥いて使うと聞きました。炒めものや、おひたし、浅漬けなど、癖がなく色々な料理にできるようです。 そして東北地方には茎が緑のヤマトキホコリというものもあるそうです。 こちらはアカミズに対して

野草食日記 300 ヤブカンゾウとカクテルシュリンプのゼリー寄せ

先日作ったヤブカンゾウの甘酢漬けを料理の一素材として使いたいと工夫していたのですが、なかなか思うようにいきません。 きゅうりの細切りと一緒に酢の物にすると、きゅうりの香りとシャキシャキ感の方がまさってしまい、ヤブカンゾウの存在感がなくなってしまいます。 きゅうりって割合癖がない食材だと思っていたので、合わせるものによってはこれだけ香りを強く感じることに初めて気づき、驚きました。 次に合わせたのはもずく。 もずくの場合、ヤブカンゾウのシャキシャキをきちんと感じられるのできゅ