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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2022年1月の記事一覧

野草食日記 275 父と明日葉の想い出

初めて自分で摘んだ野草を食べた記憶は、昭和40年代半ば、千葉にできた新興の公団住宅に住んでいた頃のことです。 地域内に2つの小学校を抱えるとても大きい団地は、建物と建物の間に遊歩道や公園などが美しく整備され、当時の若い夫婦や子育て世代が憧れるような、そんな住宅街だったのではないかと思います。     《写真》      正面左側が当時住んでいた建物。      外装がリノベーションされて新しい雰囲気になってます。      ネット情報で知りましたが、当時日本一の大きさの公団

野草食日記 274 オランダミミナグサの食べどきは冬!

野草食を始めたばかりの頃、お茶室の庭でとても元気な葉っぱがあり、これは美味しいのかな?!と摘んだことがありました。 細かい毛が生えてマットな質感なので、瑞々しいという形容とはちょっと違うけれど、いかにもエネルギーが満ち溢れている、そんな外観の植物。 調べると、オランダミミナグサという名前だとわかりました。 季節は秋だったのか、春だったのか。 よく覚えていません。 割合穏やかな気候の時だったと思います。 家に持ち帰り、早速茹でて食べてみました。 すると、特にこれといった味わ

野草食日記 273 ダイコンソウのふりかけ

昨年記事をアップしたままになっていたダイコンソウの続報です。 あのあとまた緑地に行きまして、ダイコンソウの柔らかそうな所を選んで摘んできました。 まずは茹でてお浸しから。 ・・・・・・・・・。 う〜〜〜〜ん。 すっごくもそもそします。 お世辞でも食べ続けたいと思うような食感ではないです。 たまたま図書館で借りていた「食べる野草と薬草」(川原勝征著)という本に、ダイコンソウが載っていました。 それには「ゆでて水にさらしたものを、和え物や浸し物にする。葉や茎の毛も気にならず、