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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2021年11月の記事一覧

野草食日記 265 フランス風?野草茶

今日、住んでいる町全体でフリーマーケットがあり、私もご近所のお友達の庭先に不用品を並べ出店しました。 値付けなど、ゆるゆると準備をしているときに、さらっと友達のご主人がお茶をポットに淹れて持ってきてくれたのですが、説明を聞いてびっくり。 ドクダミやスギナにハーブなどがブレンドされたお茶だったんです。 さらに驚いたことに、そのお茶がとっても美味しかった♪ 以前も書いたかもしれませんが、野草のことやっているのに自分で野草茶作るとなんだか美味しくないのですよね。 特にどくだみは

野草食日記 264 晩秋のヨメナご飯

春日野に煙立つ見ゆ娘子らし春野のうはぎ摘みて煮らしも (かすがのに、けぶりたつみゆ、おとめらし、はるののうはぎ、つみてにらしも) 万葉集に収められている作者不明の歌です。意味は 春日野に煙が立っているのが見えるなあ。おとめ達なのだろう。春の野のうはぎを摘み取って煮ているようだ。 春日野というのは奈良の春日山、御蓋山(みかさやま)の麓に広がる野のことで、現在の奈良公園のある地域のことだそうです。 そして、「うはぎ」というのはキク科の多年草であるヨメナのことを指す、と言われ

野草食日記 263 イヌガラシの花

今年は、11月になっても昼間は温かい日が多いですね。 そうは言っても朝晩は冷えるようになってきて、今(午前6時14分)、この文章を炬燵に入って書いています。・・・寒がりなんです。 食べる野草は、やはり春に種類が多いですが、今時期元気にしているものがあるのではないかと、昨日近くの緑地に足を伸ばしてみました。 田んぼの近くに、ハルジオンのロゼット、カントウヨメナの花、そして、イヌガラシの花もあちこちに。                         カントウヨメナの花