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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2020年6月の記事一覧

野草食日記 213 クサギナかけ飯 なな艸風

取り寄せた乾燥クサギナで早速クサギナかけ飯を作ることにしました。 クサギナかけ飯とは、前回の投稿でも書きましたが、ご飯の上に色んな具材を載せたところに鶏のスープをかけてお茶漬け風に食べる、山陰地方の郷土料理のことです。 普通の主婦が日常生活を営みながら作ることができる、これが私の目指すところの料理です。 クサギナかけ飯を紹介したテレビ番組の動画では、水戻ししたクサギナを10時間かけて煮るとあったのですが、これは時間がかかりすぎるのでボツ。 自分の持っていた鶏飯のレシピや様

野草食日記 212 乾燥クサギナを取り寄せてみる

昨年、庭のクサギの葉っぱが食べられるとわかった時、佃煮の他に何か良い食べ方がないかなとネットで調べたことがありました。 山陰地方に「くさぎなかけ飯」という郷土料理があるのが知ったのはその頃のこと。 西の方に鶏飯というやはり郷土料理があります。 結婚して間もなく、雑誌の料理ページにレシピが載っていたのを切り抜いて、今もファイルに挟んであります。 鶏飯というのは、ご飯の上に鶏肉、椎茸、錦糸卵のなど色とりどりの具をきれいに並べ、鶏のスープをかけて、お茶漬けのように食べるという料理

野草食日記 211 クサギナの焼きおむすび

昨年の2月に引っ越してきた北鎌倉の家にクサギの木がありました。 建物のすぐ脇に植っていて、大木になるのを避けるため何度も剪定されていたのでしょう。 春になると枯れたようになっていた枝から、新芽を吹き出し、ちょうど手の届く位置に葉をわさわさと繁らせていました。        この前収穫したのにもう葉っぱがわっさわさ。今朝の写真です。 エメラルドグリーンに染まる貴重な染料と知っていたクサギの実ですが、甘糟幸子さんの著書で、葉が食べられることを知ったのも昨年も今時分でした。

野草食日記 210  ヤブガラシ納豆のぶっかけうどん

今年もヤブガラシ の季節がやってきました。 うちの菜園でもあちこちに蔓が伸びているけれど、貴重な食料なので根っこから抜き取ったりはしません。 摘芯して次々に収穫できるよう、そして蔓延り過ぎないよう気をつけながら上手く付き合うようにしています。 真夏のような暑さの日のお昼ご飯に、納豆とヤブガラシ、とろろ昆布、大根おろしをのせた冷やしうどんを作りました。 トッピングした梅干しの酸味でさっぱりいただけます。 他のヤブガラシ料理についてはこちらのマガジンからご覧くださいね。 下

野草食日記 209  梅仕事の記録 2020

今年もご近所さんからのおすそ分け。 小梅1.5kg は傷のものが多かったから、青いのも黄色いのもいっしょくたに、ほぼ同量の氷砂糖と瓶に入れて、梅シロップに。 昨日は水で薄めたものに少しの氷を入れてさらにリンゴジュースも追加。 シャカシャカ混ぜて仕事場へ持っていった。 湿気て気温が高かったので、合間合間に飲むと身体がシャキッ!とする。 仕事場へはいつも自転車で行っている。 最近日差しが強いので木陰に留めるようにしていた。 帰りがけに駐輪場に行ってみると、あれ?! 足元に梅

野草食日記 208  葛の茎の天ぷら

隣の空き地をこの春本格的に開墾したのですが、その一角に葛が生えています。 去年は雑草に阻まれ、沢山採取できませんでしたが、今年は葛の近くまで行けるようになりました。 先っぽを摘むと、下の方から脇芽が生えてきます。 それでもって、今年になってから2回目の葛の天ぷら。 ほくっとしていてとても美味しいのです。 でも欲張って茎の下の方まで揚げたせいかな。皮が少し口の中に残ります。 次回はお殿様気分で、芽先の方だけちょこっと摘むことにしよう。

野草食日記 207  冷凍行者ニンニクと豚肉のバター醤油炒め

友達から北海道の冷凍行者ニンニクを分けてもらいました。 はじめてなんです。行者ニンニク。 もちろん山菜の会で料理の中に入っているのを食べたことはありますが、素材として自分で調理するのははじめて。 ビニールパックを開けて、ひとつ齧ってみました。 ニンニクに似た香りですが、もうすこしふわっと甘味が鼻腔に広がる感じかな。 これはバター醤油と合わせたいと思いました。 家にあった豚の切り落とし肉と一緒にジャジャっと炒め、あっという間に完成。 何か青味のものを最後にトッピングすればよ