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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2020年1月の記事一覧

野草食日記 170 リベンジ・椿のちらし寿司 後編

前編は上のリンクからご覧下さい。***************************************************************** ご飯に混ぜ込む具は、前回は椎茸の含め煮と酢ばすでした。 材料を個別に仕込むのはひとり作業の場合は手間がかかるため、全て薄く切ったものを一緒に煮る方法に変えました。 今回は蓮根、干し椎茸、人参、油揚げの4品です。 炊いたご飯に混ぜ込んですぐに寿司飯になるように、具を煮た後、仕上げに酢を染み込ませました。 これでちら

野草食日記 169 リベンジ・椿のちらし寿司 前編

先日、家にあるものを活用しながら椿のちらし寿司を作ったところ、味わい、歯応え共に漫然とした仕上がりになってしまいました。 このメニューは、2月に行われる山菜研究会で皆さんに食べていただく予定です。 このままではマズイ。 そこで、前回の反省点を踏まえつつ、材料を吟味、新規購入して再チャレンジすることになりました。 まずは市場調査。 近場でどんな食材を調達できるのか見て回ります。 大船は高級スーパーから、一般スーパー、手頃感のある市場まで、あらゆるタイプの店舗がそれぞれ歩ける範

野草食日記 169  セリ摘み

レシピ試作のために、家から30秒程のところにある沢でセリを摘んできました。 はてさて、今度はうまくいきますかどうか・・・。

野草食日記 168 椿のちらし寿司

椿の花びらの甘酢漬けを使って、春らしい色合いのちらし寿司を作ろうと思いました。 しいたけの含め煮と酢ばす、白胡麻を酢飯に混ぜ込み、錦糸卵、菜の花、カニカマ、椿の甘酢漬けを載せます。 彩りは良いのですが・・・。 なんだか味と食感にアクセントがない。 酢ばすのシャキシャキだけでは物足りない感じです。 例えば海老を使えばプリッとした食感で変化をつけられますよね。 ところがカニカマは柔らかく酢飯の食感と同じなのです。 花びらのマゼンダ色は赤梅酢で漬けた紅生姜と色味的に似ている

野草食日記 167 椿の花の甘酢漬け

2月に行われる山菜研究会で料理アイデアのご依頼があり、今回は丁度季節の椿はどうかなと思っています。 天ぷら、ジャム、酢漬け。 調べるとこのような料理があることがわかりました。 ところが椿の花びらはえぐいという情報もあちらこちらで見かけます。 天ぷらにするともしかしたらえぐみは緩和されるのかもしれませんが、ジャム、酢漬けは一体どうなのでしょうか?! 特にジャム。 そのまま煮詰めたら、えぐくて食べるのに躊躇してしまう代物ができてしまうのでは?! 不安が心に広がります。 そこ

野草食日記 166 トラジ(キキョウの根) のイタリアン

先日、ナムルを作ったときにトラジはニンニクとの相性が良いとわかったので、イタリアンにも使えそうだなと思いました。 そこで、ブロッコリー、きのこと一緒にアンチョビ炒めにしてみることに。 前回5分下茹でしたら柔らかくなりすぎたため、戻し方には要注意です。 2〜3分熱湯で茹で、若干芯が残るくらい固めに戻し、水にとります。 そのまま2〜3時間、戻し作業と苦み抜きを兼ねて水に浸けおきました。 すると、歯触りもいい感じです。 ナムルを作る時と同じように油(オリーブオイル)で炒めたあと

野草食日記 165 キキョウの根(トラジ) のナムル

ここ数年風邪らしい風邪をひいていなかったのです。 体調管理がしっかり出来ているという見方もありますが、風邪をひく体力もないという違った見解もあるようで。 1月2日に微熱と共に体の怠さで動けなくなり、まる2日間、昼は炬燵、夜は布団と場所を移動しながら、ほぼ寝て過ごしました。 文字通り、寝正月。 しんどいなぁと思いつつ、あぁ私にも風邪をひく体力があったのねと妙に安堵したり。 今回の風邪は喉と鼻にきました。 そこで頭をよぎったのが年末に購入していたキキョウの根のこと。 たしか喉

野草食日記 164 キキョウの根っこと乾燥シラヤマギク 〜韓国の山菜情報

去年の暮れ、図書館へ行った夫が韓国料理の本を持ち帰りました。 面白そうな本を借りてきたなぁと、ページをめくっていたら、「トラジのナムル」というのに目に留まりました。 トラジ、そういえば以前鎌倉で韓国料理を出すお店で食べたことあったっけ。 確かちょっとコリっとした歯触りで、はじめゴボウと勘違いしたんだよな。 その時その食材が「トラジ」という名前だとお店の人に教わりましたが、あの時はそれが一体ナニモノなのかあまり意識していませんでした。 借りてきた本にはキキョウの根と書いてあり