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春の野草

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3〜5月に採取できる野草をまとめました。
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#天ぷら

野草食日記 330 シソ科ホトケノザの活用方法

以前の投稿で、ホトケノザはシャキシャキとした食感はいいけれど、味と香りに特徴がないと書きました。 春になり、裏庭の明日葉の株から新しい葉が出始めています。 明日葉は、今日採っても明日には葉が出てくるほど生育が旺盛といいますが、実は今日採ったらすぐに次の葉は出てきません。 下手すると1ヶ月後だったりします。 うちには3株ありますが、まとまった量を収穫することはできないのです。 悲しいかな、1本か、せいぜい2本くらい。 いつももっと量が食べたいなぁと思っています。 そこで、

北鎌倉野草部 29 「なな艸の会」4月は天ぷらの味比べをしました

普段なな艸の会は、野草観察をしながらどんな風に食べるのかを口頭でお伝えするスタイルです。でも、様々な植物が天に向かってぐんぐんと育つ4月は、ただ口で伝えるだけでは勿体ない。 見知らぬ植物をただ食べられますと伝えるだけよりも、実際に食べてみることで野草食のハードルが下がるかもしれないという想いもありました。 そこで、この素晴らしい季節に、採りたてのの瑞々しい野草を味わうべく、ご近所にある古民家の庭先をお借りして、天ぷらで味比べの会を開きました。 会場を提供して下さったのはス

野草食日記 238 春の味わい*ニワトコの新芽で天ぷら (食べすぎ要注意!)

うちの横の空き地を借りて昨年、家庭菜園を始めました。 そこに、滑らかな曲線の枝を四方に伸ばす、エレガントな木があります。 植物に詳しい方にお聞きすると、それはニワトコの木ということでした。 セイヨウニワトコの花をコーディアルにすると聞いたことがあります。 目の前にあるこの木の花でも作れるのでしょうか? そう思い調べるうちに、新芽が食べられるとわかりました。 それでは!と早速試してみると、これがとても美味しかった。 いわゆる山菜の風味。 ところがこの美味しいニワトコの葉には