ラブリー


今日春風を浴びていて思い出した、1年ほど前のわたしは社会人2年目症候群だった。

まだ不安が残るも新人として扱われなくなり宙ぶらりんな状態、親身になってくれていた先輩の異動、学生時代の友人の最近の様子が分からなくてなんとなく遊びに誘いづらい、とかなんとかあり、毎日何時も常につきまとう暗い不安感などの症状にさいなまれた、これが社会人2年目症候群です。わたしが名付けました。

そのころ死刑囚の獄中ブログのなかで見つけた、小沢健二の「ラブリー」がものすごく寂しいときに書かれた曲らしいというエピソードに興味惹かれ、それから繰り返し聴いていた。

とにかく明るい曲調なので最初は意外だったけど、聴けば聴くほどにじむ弱さに共感してうれしくなった。どう考えても幸福を歌っているのに、どう考えても幸福をまとっていない曲。こちらも弱っているのに思わずクスッとしてしまうほどさみしくてかわいかった。苦しいのも自分だけじゃないから焦る必要ないなと思えた。


あとから同じときに社会人になった友人たちに社会人2年目症候群の話をしたら結構共感が得られたんだけど、一般的にはどうなんでしょうね。

日々を積み重ねたからかわたしはいつの間にかトンネルの出口にいたけれど、いまコロコロのせいで暗い気持ちになっている人を心配しています。

しばらくしたら生い茂る緑とか大きい水とかを見に行こう。楽しい話をして美味しいものを食べよう。ラブリーな日々が訪れるのを可笑しい顔して待ってみようじゃないか。


今日はあんなに楽しみにしていたなにわDEオカン大感謝祭の録画を忘れていました。バカですねえ。今度会うどなたかにダビングを頼みたい次第です。

Life is coming back!

おしまい