「傷つき」から戻ってくる
「世界の痛みに目を向ける」というステージがある。ジョアンナ・メイシーのワークショップの組み立てだ。一つ目が「感謝から始める」。二つ目が「世界の痛みに目を向ける」。3つ目は「新しい目で見る」、4つ目が「前へ進む」だ。
一緒に学んだ仲間でジョアンナのワークをいろいろ試す時間が続いている。今度は、「世界の痛みに目を向ける」ワークにトライする。なんとなくビビるけど、トゲの刺さっているところをみることなしに、トゲを抜くのが難しいみたいに、まずは「わぁ、ここから血が出てる!」「トゲが刺さってて痛いんだ!」と手当が必要な部分を見ることが必要になる。
昔々、野口体操から発展したイケダ自然体操の池田潤子先生にご指導を受けたことがある。その時に「肩が凝ったときって、ゲンコツでごんごんってやったりして、『もう、いやんなっちゃう』みたいにやるでしょう。そうじゃないんですよ。肩はすごく頑張って働いてくれているわけ。だから優しく撫でて、『よしよし、よく頑張ってくれてるね』って。そんなふうにすることが必要なの」って教えてくれた。
いやぁ、目から鱗でした。あのとき。そんな対応の仕方があるのか!!って。「いたわる」とか「ねぎらう」ってこういうことか、と思ったものでした。
カウンセリングにも似たところがある。「なんてダメなんだ」っていくら叱咤激励したってね。すでにもう頑張ってて、頑張り過ぎててへたばっているところを叱ろうが、励まそうが「ムリ!」って思う。必要なのは「やぁ、よく頑張ってるよね」「よくやってる!」っていうこと。でもって「ちょっと緩めてみよう」って。
ジョアンナのワークの「傷つき」のオープンセンテンス。さて、どんな感じになるか。3ヶ月一緒にやってきた仲間とのワークだからこそ、深みにダイブできるってこともあるんじゃないかな。
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