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「可愛い」の言霊魔法

大学の部活の同期にめちゃくちゃに可愛い子が居た。すっぴんが可愛いのはもちろん、仕草や雰囲気が可愛い。高校卒業したての私は、素直にその時に思ったことを聴いてみた。

「Aちゃんは、どうしてそんなに可愛いの?」

Aちゃんは間髪を入れずに

「あたしは自分のこと可愛い!ってずっと思ってるから!」

と答えた。なるほど。自分で可愛いと思っていたら人は可愛くなれるんだ。と私は学習した。現実的にAちゃんはやっっぱり可愛い。
ならば!と「Aちゃんが可愛くなった方法」を素直にそのまま始めてみることにした。やり方はいたって簡単。鏡の前で自分に笑いかけて

「よし!今日も可愛いね!」

と、声を掛ける。実際に「可愛いね」と自分に声をかけられると。照れくさいけれど笑顔になって、少しだけ可愛くなった気分になる。

この「可愛い」の言霊魔法の効果は、無意識のうちに可愛い要素の収集できるようになること。ただし「そんな、口だけで可愛いなんて言っても、そんな簡単に可愛くなるはずがない」と考えてしまうと逆効果になるので、心の底から「今日も可愛い!」を感じて、自身に声をかけてください。ここがこの魔法を習得するためのコツです。

思いつく限り私はそれ以外に何か特別に「可愛くなるため」に何かを実践した覚えなく、継続した結果、どうなったかというと、5年もしないうちに、大阪の商店街を歩いている途中「モデルとか、興味ありませんか?」と声をかけられるようになった。いかがわしくないちゃんとした事務所からの声かけだったので、魔法の効果は実証済みです。

「よし!今日もカッコ良いね!」

と、声を掛けていたらまた何か違ったのかもしれないけれど、疑わずに声に出して行動を起こすこと。は未来を良い方向に導いてくれるのは間違いない。そんなの作り話だ信ぴょう性がない!というのなら、中学時代の恐ろしい卒業アルバムの写真とそれから10年後の写真をお見せしたいと思う。




周りの方が私を「可愛い」と認識してくれるようになると、若いうちは「可愛いね〜」と声を掛けられるようになる。その時に気をつけたいのは

「いえいえ、そんなそんな、私なんて。」

という回答。謙遜したい気持ちは私もとても共感できます。ですがその返事ではせっかく「可愛いね」と声を掛けてくれた人に対して、否定のリアクションを返してしまうことになってしまるのです。
正解はコレです!と言った回答はそれぞれの性格やキャラクターがあるので書ききれないですが、ベターなのは

「ありがとうございます!(ニコッ)」

と回答する方が場の空気はプラスに包むことができます。「可愛いね」と声を掛けた側も「可愛いね」といって良かった。と良い気分になます。もしかすると、勇気を振り絞って褒めてくれたのかもしれません。
感謝の言葉だけだと、恥ずかしいのであれば

「ありがとうございます^^今、修行中なんです!嬉しいです」

と、後ろにそれっぽい言葉を付け加えると声に出しやすくなります。シーンや相手によってベストなフレーズは変わってくると思いますが非敵的な謙遜よりは絶対感謝の気持ちを伝える方が良いです。




このエピソードも実は教えてもらったもの。大学を卒業後、バーで働いていた時お客様に教えてっもらったのです。

謙遜ではなく、感謝を伝える。そのお客様は、私がちゃんと恥ずかしがらずに感謝を伝えることができるようになるまで私に「今日も可愛いね。」と練習台になるかのように付き合ってくれていました。褒めてもらえることが嬉しかった当時の体験は今の私を創った大事なものです。

私も出会う方には、その人の素敵なところを見つけてシンプルに伝えるようにしています。褒めてもらえるってくすぐったいし、恥ずかしいけれどやっぱり嬉しい。
それから、あの時のお客さまにこの場をかりて御礼が言いたいです。
あの時たくさん「可愛いね」って言ってくださってありがとうございました。今日も素敵な1日を過ごされていますように。

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