運動会

青い空に白い雲。五月晴れ。
暑すぎず、過ごしやすいこの季節に運動会が行われるようになったのはいつからだろうか。私が中学生の頃には既に5月に行なわれていた。

いけー！頑張れー！5組頑張れー！
と聞こえてくる。

最近の流行りの曲が流れながら、生徒達の、まだあどけない声が空に響く。
楽しそう。そう思うのは学校の外から音だけを聞いているだけだからかもしれない。

私にとって運動会は、ないならないで全然いい存在だった。
とここで、いつもなら自分の話になってしまうが、今回は、今(書いている時)聞こえている運動会の"音"を聞いた感想を書き綴りたいと思う。

涼しい風が吹き、すっきりと晴れ、女子のキャーという声が目立つ。先生らしき人の実況。なんの競技をやっているのかな。よく分からない。バン！バン！という音が鳴った途端、何事も無かったかのように、声も音も止んだ。1分以上の沈黙。少し心配になる。あ、順位が発表されている。1位から4位まではみんな嬉しそうだった。5位と6位はややテンション低め。そうだよね。悔しいよね。
退場曲は、古かった。