皆さんの脇見恐怖症、視線恐怖症の体験談 その2(龍一さん)

MONさんの体験記に続いて、もう一人の方も脇見恐怖症のつらさを知ってもらいたくて掲載して欲しいという話になりました。

男性の方で、龍一さんといいますが、そのまま掲載(原文ママ)したいと思います。

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龍一さんの脇見恐怖症、自己視線恐怖症、他者視線恐怖症の体験談

僕は中学2年生ぐらいから視線恐怖症と脇見恐怖症にかかり、他者視線恐怖症も高校の時に発症してしまいました。
毎日通学の電車や教室で症状が出てしまいました。
地獄です。
脇見や視線が恨めしいです。
なぜこんな症状があるのかと呪いたくなります!

電車でどこを見ていいかわからず、前の座席の人を意識してしまいます。
真ん前に立たれるのも嫌でたまりません。
目が合うとドキッとします。そしていらつきます。その後ヘトヘトに落ち込みます。
本や携帯を見てやり過ごそうとしますが、自分が気になった相手を見てないか不安になってしまい、もっと視線が引っ張られてしまいます。
いつも気にしないようにしようとか落ち着こうとしてますが、反対に余計気にして悪くなってしまい、頭が真っ白になってしまいます。
相手からの視線も怖いです。
見ないで欲しいと思いますし、ジロジロ見てくる相手には殺意を持ってしまうほどです。
一日中それで気分が悪くなります。

授業中も、両隣の人が視界にどうしても入ってしまい、視線(脇見)で迷惑をかけてしまっています。
隣の人は、私の脇見のため机をずらしたり、頬杖をついて私の視線を遮ったりします。
ショックで死にたくなります。
視界に入るといっても、僕はまともに横を見ていないつもりです。
見たくもありません!
脇見恐怖症のせいで見てしまっているのでしょうか。
隣の人が「ジロジロ見てきてキモい」とその友達に言っていたのを聞いてしまい、奈落の底に落とされた衝撃を受けました。
そして人の舌打ちに異常な恐怖を感じるようになりました。

外を歩いていても、他人が私とすれ違う時に、顔を手でいじる人がたくさんいます。
みんなは視線恐怖症、脇見恐怖症、正視恐怖症の悩みもなく、毎日楽しそうに生きているのに、どうして僕だけが!
何のために生まれてきたのか? こんなに苦しむためなのか?
もう生きているのが嫌でたまりません。

自分に嫌悪感を感じ、ストレスがたまっています。精神的にもう限界です。
視線恐怖症が治ればどんなに楽しく、もっと自由に行動できるのかと思いますが、現実は真っ暗です。
だから視線恐怖症を克服したナナさんがうらやましくてたまりません。

もう一日中、視線や脇見を考える生活はいやです!
両隣、正面にいる人へ脇見や視線恐怖が気になり、ついに斜め、そして後ろにいる人まで気にしてしまうようになりました。
もうお前は生きては駄目だと宣告されたかのようです。

このままじゃだめだ、見ないようにしよう、しよう、と思うと頭がそのことでいっぱいになって動きがぎこちなくなります。
視線恐怖や脇見恐怖、自意識過剰を治そうと必死で色んなことをやりました。
でも、自意識を出さないにすればするほど悪化し、家族にさえ症状がでるようになっています。
今までどれだけの人を視線で苦しめたかわかりません。
それ以上に、自分が苦しんでいます。
神経をすり減らすのはもう疲れました。
もう一度前みたいに何も考えずに友達と話したり、視線に邪魔されることなく行動したいです。
このまま人生を棒に振ることだけは絶対に嫌です。

だから菜々さんの存在は僕の希望です。
インターネットで調べてみて、僕のような人がたくさんいることがわかって涙が出てきました。
そして克服された方もいることで希望が出てきました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。


龍一



MONさんや龍一さんの体験記を皆様に捧げます。

生きづらいなんてものじゃないレベルの苦しさがありますよね。

あまりにご自身の症状をリンクして、ご気分が悪くなってしまったら申し訳ありません。

でも、あなた一人だけじゃないということも知ってほしいんです。

次の章からは、私が視線恐怖や脇見恐怖を克服した体験記となります。

希望の記録ですので、ご付き合いください。

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