マイアウトリガーが欲しい【2】

シーズン空いて、猛暑がおさまった頃、「そうだ、奴を買わねば」と思い出した。
数歩歩けば次にすることを忘れ、トイレ掃除が入っているからと別の階のトイレに入れば入った階を忘れ「はて降りるんだっけ登るんだっけ」と右往左往し、正直鳥類史上最も頭が悪いらしいダチョウ以下と言った記憶力であるが、しっかり思い出すことができたようである。

さて。アウトリガーの購入にあたって自らまた探し出した企業に問い合わせを行ったところ、一社が応じてくれた。
まぁここでパラスキー連盟の知り合いの力を借りれば幾分早いのだろうけど、私自身歩ける障害者なので福祉用具の代理店とはあまりお付き合いがない。ましてやパラスポーツ用具を売るようなお店には。ゆえ、今後競技生活をする上でも自分で手筈がふめることが重要であったのでそうした。

サイズ感としては私が身長150センチで、前回のところ見る限り立位のMサイズだったようで(Sを1番長くしたのがカフ下78cm、Mの1番短いのが同じ長さだからである)これを買えばいいというのは分かりきっていたのである。それも、1人での購入に踏み切る後押しになった。
さて、カラーも4色から選べたがこれもまぁ無難な黒にしておくことにした。無難だし。ほんとに。

お値段にして80,000円少々。新卒以下の給与の博士学生(それでも貰えてないよりはマシ)だとちときつい。だが、自由に雪山を滑る術のためである。
で、待った。きたのがこちらである。

出来立てホヤホヤである。
この先っちょの板を上げたり下げたりする。
だが、調整していないのでまだ硬い。

あとの調整はエンジニアの底力で行えばよい。具体的に言うとフリップの紐の調整と(多分スプリントも)カフ下の長さを1段階伸ばすことである。これはあっさり数分で終了。

というわけで無事、自分のスキー用の足を手に入れた。初滑りしてみてまた調整が必要そうなら追ってすることにしよう。

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