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オムニバス形式って言葉、なんか好き

流行はあまり好きじゃない。

でもわくわくする新しいものは好き。

新しいおもちゃを買ってもらったとき、新しいスマホを買ってもらったとき、新しい家に引っ越したとき。

そこにロマンを感じられたら、なお良し。


そんなに速く走る必要ない、燃費超悪い、荷物全然載せられない、値段超高いスポーツカー。

2億画素の高画質のカメラとか必要ない、画面ぬるぬる動きすぎ、画面デカすぎ、値段超高いスマホ。


こんなものたち、ぶっちゃけこの世に必要としている人はほとんどいない。

興味のない人からしたら、そんなのにお金使うとかバカじゃんって思うかも。


それでも自分がこういう無駄なものが大好きなのは、やっぱり「ロマン」を感じるから。

「こんなに速くて超かっこいい車つくれるんだぜ!」
「こんなに高画質の写真がスマホで撮れるんだぜ!」
「俺たちの技術すげーだろ!」

みたいな声がそのものから聞こえてくる。

ぶっとんだ性能、ぶっとんだ見た目、ぶっとんだ値段。

ぶっとんでいればいるほど、ワクワクしてしまう。

座右の銘は「ロマン」がいいかもしれない。

そんな人たちのロマンを詰め込んだ、''無駄なもの''が大好きでしょうがない。


無駄なものは淘汰されていき、必要とされるものだけが生き残っていく今日この頃。

効率性、実用性、生産性、コスパ、タイパなんかが神聖化されていく世界。

たしかに便利ではあるけれど、そんな世の中何が楽しいの?って思っちゃう。



最近chatGPTで遊んでみた。

リリース当初一度だけ触ってみたけどいまいち使い方が分からず長らく触ってなかった。

でも、なんとなくもう一度触ってみたくなり、今度はちゃんと使い方を調べてから使ってみようと思い、少しだけ勉強してみた。

使ってみて感じたのは

・データが古い
・70点くらいの回答が返ってくる
・結局人間が頭使わないと使いこなせない

まずchatGPTは2021年のデータで止まっているので、最近の話題は理解してくれない。でもGPT-4のBing AIならその辺はカバーしているみたい。

普通にネットで調べたり、人に聞いたりする時とは少し違うアプローチをしないと、ちょっと外れた返事が返ってくる。

「AI」と聞くと完璧でミスのないものって勝手に思っていたけれど、実際に自分が求める100点の返答を言わせるのは中々難しく、相当細かく指定して、ようやく85点くらいといった感じ。

まあ少し勉強しただけではこれくらいが限界なのかもしれない。


結果、思っていたよりアナログな部分がまだあり、進化途中なんだなという感想。

chatGPTで思考力がなくなるという声をよく聞くけど、使いこなすにはどういうものなのかをちゃんと理解していないといけないし、結局人間が頭使う必要がある。



chatGPTを使ってみて、久しぶりにワクワクした。

新しいガジェットを買うときに、それを今の自分の生活にどう組み込んだら楽しくなるだろうかと考えるのと同じ感覚。

便利かどうかは置いておいて、楽しさを重視したい。

完璧に使いこなして、仕事や課題で活用するには人間側の勉強がまだまだ必要。

でも、使いこなせたらかっこいいだろうなという薄っぺらいモチベでいくらでも勉強してみたくなる。

そういう向上心がじぶんのなかにまだ存在することが分かって、まだ言うほど老いていないんだなと謎の自信を持てる。


そしてなにより、chatGPTにロマンを感じた。

人が何十分もかけて書く文章を、ものの数秒で書けるし、データの分析もできるし、無駄にページ数のあるニュース記事も超短く要約してくれる。

今までこういうものを仕方なく嫌々やっていた人にとってはchatGPTは救世主に感じるのだろう。

そこに割いていた時間を別の自分のやりたいことに割けるのは、すごく魅力的なこと。

文章書いたり、データ分析したり、活字読んだりするのが大好きな人はchatGPTを使う必要はないかもしれない。

だから自分のやりたいところは自分でやって、面倒なことは機械にまかせるのがいいんじゃないかなと思う。

使う使わないは別として、"使える"ことで選択肢が広がるのはものすごくロマンを感じた。

目まぐるしく色々なものが変わる世の中にはうんざりしがちだけど、こういう面白さがあるのなら、それも案外悪くないのかもしれない。

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