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何を読まないか?

本を選ぶ際に重要なのが、「何を読むか」と共に、「何を読まないか」を決めておくことではなかろうか。

・「小説」 以前は大のミステリー好きだったが、自分に残るものが少なく、時間つぶしのために読んでいるような気になってしまったので。とはいえ、ミステリーは未だに好きなので、もう少し年をとってからの楽しみに残しておきたい。また、歴史小説やビジネス小説には、読むべき価値のあるものも多いので、取捨選択しながら、最低限(月1冊程度)に抑えながら、趣味として読んでいきたい。

・「ノウハウ本・自己啓発書」 これらについては、かなり読み込んできてしまった。社会人としての基本的な仕事の進め方など、まったく読まないよりは読んだ方がよいとは思うが、読み過ぎは禁物。ダメだと言うのではなく、結局、どの本を読んでも似たようなことが書いてあるだけなので、一定の量を超えると時間の無駄になってしまうから。今後は、よほどのことがないかぎり(著者が好きな人など)手を出さないようにしたい。とはいえ、モティベーションを上げるために、この手の本を読むという効用はあるかもしれない。

・「サイエンス」 様々なビジネス書を読んでいると、サイエンス、歴史、経済、は必須というのをよく目にするのだが、この中でサイエンスだけは、ちょっと敬遠したい。予備知識がないこと、そもそも苦手なことなど理由はいろいろあるが、歴史と経済だけでも手一杯なので、更に範囲を広げるのは無謀だと考える。遠い将来、余力があれば、挑戦してみるのもよいかもしれないが。。。

・「古典」 古典については、ずっと読むべきだと考えてきたのだが、果たして読みたいかというと、むしろ今の年齢になったのだから読んでおくべきだろうという義務感の方が強いことに気付いた。また、大して読み込んだ訳でもないのに、偉そうなことは言えないのだが、どの古典も、究極的には似たような内容になるのではないかと感じている。これは自己啓発書を読み漁った結果考えたことであり、そもそも論語などの古典は自己啓発書の走りともいえる。とはいえ、まったく読まないのではなく、気に入ったものを何度も精読することが肝要だと考えている。何冊も多読をするのではなく、1冊1冊丁寧に読み込んでいく対象が古典と言えるだろう。

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