はじめてのことに対する「怖い」という感覚を大切に
アメリカで生活を始めて1カ月経過したころの所感。
一番緊張したのが車の運転。進行方向が左右逆であるため、右左折時には、毎回ドキドキしながら運転している。随分慣れてきたとは言え、少し焦ったりすると、思わず逆走しそうになる。特に他の車が走っていない時には、流れについていくことが出来ないので未だに要注意。
これ以外にも、各種の申請手続き、ちょっとした買い物、ガソリンを入れたりお金をおろしたりといった、日本では日常だったことが、アメリカでは1つ1つもの珍しく感じてしまう。
はじめてのこと、新しいことに対する「怖さ」というのを、久しぶりに味わった気がする。人間というものは、一度経験したことに対しては何らかの耐性が出来ると言われている。もちろん、何度味わっても慣れることのない辛さというのもあるだろうが、今回のような日常生活で起こりうるはじめてのことなどは、慣れてしまえばなんてことはない。
それにも関わらず、やはりはじめてのことに対しては不安を感じるし、怖さを感じてしまう。これが普通なのだろう。私は立場上もあり、会社の仕事では新しいことをどんどんやろうと、推進してきた。これに対して抵抗する人たちを、変わらない方がリスクがあるんだよと、説得してきた。
しかしながら、変わることに慣れていない人は、変えることがすごく怖いんだろうなという、当たり前のことに今更ながら気づいたような気がする。もっと相手のことを理解して、恐怖心を取り除いた上で改革を進めなければいけなかったと反省。
アメリカで経験した、はじめてのことに対する「怖さ」。この「怖い」という感覚を大切に持ち続けたいと思った。
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