スタンダールに学べ、“理解ある彼くん“を作る方法

生きづらさを抱える女性が社会を彷徨った果てに精神科に吸い込まれ、少し落ち着いたところでWeb系フリーランスとしてちょっと成功する物語がSNSには多く流されます。Web系フリーランスは不安定なんですが、性愛のパートナーから経済的・精神的に支えられ魂の自由を取り戻す物語です。

これらは「理解ある彼くん」としてSNSではめちゃくちゃ叩かれます。理由は叩いてる側が彼氏彼女をつくることが困難なタイプの人達だからかと思ったのですが、あまりに女性だけが経済的に得しているように見えるからだそうです。男子がこの状態なら行き先は死しかないのに、女は主婦という逃げ道があってずるいという心情からですね。

責めいてる側を責めているわけではありません。私もなんとか結婚してはいますが、恋愛はかなり難しいタイプです。43才にしてやっと結婚した相手は色々問題を抱えている方ではあるのですが、何よりの問題はこれでも歴代の彼氏のなかでもっともまともだったという点。さらに私みたいなのと結婚してくれるほど愛が深い素晴らしい側面もある人であり、、、

そんなことはさておき、理解ある彼くんはどうやったらできるのでしょうか? 「男は顔しかみてないのでコミュ障の女でも造形が良ければなんとかなる」のでしょうか? それはちと色恋をなめすぎですね。

実は恋愛は出会い方が9割なんじゃないでしょうか。そして出会い方というのは何もSNSやマッチングアプリで出会うなという意味ではなく、小さなコミュニティ内でどう評価されているかが、モテまで左右してしまうってこと。

よくモテない男性は美女(狙った相手)にだけ優しくしようとします。それって最悪の行動でターゲット外に冷たくするからこそ結果としてコミュニティ内の評価が下がって美女からも相手にされなくなるのです。

これは男女逆転させても同じで、やるべきはちっちゃいコミュニティの中で評価を上げることが優先。誰かが「あの人って良いよ」といってくれた噂を聞きつけて、次の人が「あの人って良い」というのです。そこから評価が積み重なっていき、異性として見てくれる人がちらほら現れる、これは確率論の問題。スタンダールも書籍『恋愛論』で似たような話を書いていますから普遍的な自由恋愛の様式なのでしょう。


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