人の気持ちがわからないのは●●が足りてないから

「人の気持ちがわからない」

という人がいます。かつての私もそうでした。今もすべての人の気持ちがわかるわけではないのですが、仕事を通じて大勢の、ほんとうに大勢の経営者さんと接したことで、“クライアントの気持ち“がわかるようになりました。

私の仲間のライターさん(奈美さん)は、さらに検索ユーザーの気持ちもわかるといいます。基本的に人の気持ちが手に取るようにわかると仕事では簡単に成功します。なぜなら相手の気持ちを理解すれば、商品をそこに置いておくだけで売れるから。あとは取引を事業に引き上げるため型に沿って展開するだけです。

さて、私はクライアントの気持ちがわかるようになりました。結論をいうと、社長さんはだいたい以下のお気持ちで日々の仕事に邁進されています。


「うちの商品で幸せになる人を増やしたい(売上アップ)」
「新しく儲かる事業はないかな(新規事業)」
「意思決定に集中したい(生産性向上)」
「社員に成長して欲しい(仲間)」

だいたいこの4つに大別できます。もしかしたら「SNSで賞賛されたい」もあるかもしれませんが・・・。

さっぱり人の気持ちがわからなかった私が気持ちを理解できるようになったのは、大勢のクライアントと接し、彼らの行動原理を理解したからです。社長は社長の仕事(意思決定)に集中すべきだし、集中したいと思っておられます。

でね。「相手の気持ちがわからない」というのは、きっと情報が足りてないのではないかと思います。検索ユーザーなら検索者の内心。SNSを触る人達の本音。一般消費者なら消費者の行動原理。BtoBなら組織が動く力学。モテたいなら対象の性(異性に限らず)の方々が恋に落ちる感情のパターン。

そうした原理原則が情報として頭に入っていないので、気持ちや行動に関する情報が不足しているので、気持ちがわからないのだと思います。

今、理解できないなりに理解したいと思っているのが「主婦の方々」の気持ちです。近所の店でご一緒したり、入院したら相部屋になったり、主婦の方々と私は何かと生活圏内がかぶっているからです。

現在のマンションに越してきて10年。ずっと在宅ですから知り合いはほぼいません。ただ近所の人は私を見たことがあるかも。その程度です。あまりにさびしいので、もう少し知り合いを増やしたいという気持ちはあります。主婦の輪に入るのは面倒かもしれませんが・・・。

先日も店主と話そうと和菓子屋さんに行ったら、他のお客さんに話しかけられました。

「あなた、お祭りの神輿をおいかけてきたの?」
「どうしてこの商品がここに入ってると知ってるの?」

よくわからない質問ですがシッカリ考えたら理解はできます。どの地域に住む人なのか、そして不審者ではないか、探っているのです。主婦の方々にはネットワークがあり縄張りを荒らさないか警戒しているのでしょう。ようやく人の気持ちが理解できるようになりました。

個人的に私は少し早口でテキパキしており仕事ができそうな雰囲気をまとっているらしく、仕事の話をみんなしてきます。多くの女性が家事育児にかかりきりで仕事での完全燃焼が難しい世の中で、「私は仕事ができますよ」というオーラは異物。そして相手のコンプレックスをいたずらに刺激してしまうので注意しています。

なので私は基本的にプライベートではストーリーを演じています。結婚も遅く、家事が苦手で、自宅に閉じこもって友達もおらず、仕事はがんばってるからゆとりは多少あるけれども、頑張りすぎて微妙な健康状態。どれも別に嘘じゃないですし、不要な敵をつくらないようにしているのです。

ん?何の話だっけ?

人の気持ちがわからないのは対象の人達と接する機会が少なく、情報が入ってきてないからかなと思っています。まず知ることから。そして相手を知りたいと願うことからですね。


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