見出し画像

結果一覧表を作る/よごしてすとの実演1

ずいぶん間があいてしまった・・


いずれ書き直す前提で、とりあえず書いてみることにします。


測定結果、菌検査結果の3つを使って、開発段階の食安全性を数値化して、どちらの方が安全なのか、或いは危険なのかを判断する試み。


[補足]
レシピは、加工食品を想定。

測定項目としては、Brix、塩分、pH、水分活性など

菌検査は試作品に排水口から採取した汚染菌を、開発品1gあたり10~30を目安に汚染させます。
汚染させた直後の初菌と、37℃で2~7日後に菌検査をして、菌が増えれば「増菌」、菌が増えなければ「静菌」と判断します。
この「静菌」とは、あくまで増殖しないことであり、菌は必ずも減らなくても構いません。

この“よごしてすと”は、製法ではなく、加工食品(調味料)自体に菌を増やさない力があるかを評価するためのものです。

よごしテストの必要性を社内で説明したとき、「試作品を菌検査するだけではなぜだめなの?」と聞かれたことがありました。それは、その試作品を作った段階でそもそも菌が存在していない可能性があるから。

菌がゼロであれば、どうやっても菌が増えることはありません。
たれ自体に菌を抑える力がなくても、試作品として開発室で調理したそのときだけいないのかもしれません。それではたれに菌を抑える力があるかを、確かめることはできません。

この“よごしてすと”は、あくまで商品(試作品)に生きている菌がいるからこそ意味があります。そのため、確実に生きた菌が存在しているよう、適度に希釈したピット(排水口)を入れて汚すわけです。

そういったわけでこの一連の取り組みを“よごしてすと”と呼んでます


・・・この試み、興味持ってもらえるとすればメーカーの工場、開発、品質管理まででしょう。


ではそろった「測定結果、菌検査結果」から、どうやって安全性の数値化までもっていくか。

まずは結果を一覧表にする。
一覧表に集める項目は、多いほど入力が手間ですが、集計・分析でやりがいがあります。項目が少ないと最終的な評価数値に違いが現れ難くなります。

あと注意するのは、表というか、そのシート内のセルで合体をしないということ。
セルを一部でも合体させてしまうと、それを含む列や行の並び替えや、抽出に支障がでてしまい、エクセルの機能を活かしにくくなります。

そんなわけで大量のデータをExcelで集計、解析するときは、セルの結合をやめたほうがいいです。


過去に関わった中で、安全性をpHだけで評価している企業様がありました。まるでガードレールのない峠道を、初めてなのに夜に疾走しているイメージです。


画像の貼り付けですが、どうも使いこなせていません。
残念ですが、とりあえず進めます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?