ライカとライカで行く晩冬の木曽路、あるいは復活のノクトンクラシック
2月の初め、無性に遠くへ行きたくなり、午前6時の電車に乗って、木曽の宿場町を訪ねた。
木曽路を訪れるのは6年ぶり。前回は開田高原と御嶽山の近くを散策したと思う。ロープウェイにも乗ったはずだ。
自分が興味を引かれそうで、意外やそうでもないもののひとつが、古い街並みというやつだ。
建築への解像度を持たないのが主因だが、それ以上に、箱物観光地としての「作られたレトロ」を好ましく思わないからだ。
在りし日の姿が保存されているもの、精巧にそれを復元したもの、ともに異なる価値があるのは