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still with you

ジョングクは詞の中でさえもどこまでも謙虚な人なのだと思った。曲なんだけれど、詞なんだけれど、彼の言葉なの。耳元で優しく語られているような錯覚を起こしてしまう。彼はいつだって私たちに道を委ね、選択肢を与えてくれるんだよなあ。なんだろう、彼の今までの想いと決意が真っ直ぐ、率直に素直に描かれてる気がした。これが彼の精一杯私たちに届けることの出来る"愛"なのだろうと思う。彼のありったけの想いを詰め込んだラブソングなんだなと…。雨が静寂の中降り続ける音から曲が始まるのは一体どんな想いが込められているのだろう。窓の外で降りしきる止まない雨を見ながら彼はなにを思って居たのだろう。星の数程の人に愛されても尚ずっと不安で孤独な気持ちを貴方は抱えているの。曲の中で降り続ける雨は止むどころか強さを増していき、最後は再び雨音で終わる。雨音によって彼の声が濡れてるの。歌声が濡れて、泣いている。すごく寂しくて切なくて、でも何処か優しくシルクのような布でそっと包まれるように暖かい。それはきっと真っ直ぐな彼の想いがダイレクトに音に乗せて伝えてくるからなんだろうな。ジャズ調の曲調と雨音に彼の甘い歌声が綺麗に調和されて、哀愁漂う秋の雰囲気があまりにも切ない。梅雨、というよりは秋雨かな。彼がどんな表情で歌っていたのか目を閉じたら脳裏に浮かぶようだよ。それに、何度も歌い方が少しずつ変わってるの。優しくて甘くて刹那的で…不思議な歌声。彼の歌声はちょっとでも触れてしまえばまるで初めからそこには存在してなかったかのように消えてしまいそうな危なさと儚さを感じる。"会えないから会いたい"ではなくて、"会えたら会いたかった"と唄う彼のこの気持ちを愛と呼ばないのなら一体何が愛と呼べるのだろうと私は思う。貴方がもし道を見失いそうになったのなら何度だってその名前を叫び続けるし、もし歩幅がズレてしまったのならゆっくりゆっくり歩み寄るように貴方の背中を追い続けていたい。"forever"ではなくて"still"なのも、きっと彼の想いの現れなんだろうな。終わりが来ることをまだ僕は考えたくないですと言っていたね。まだ、傍に居たい。私もまだ、同じ景色を見ていたいよ。月は太陽が登っても見えないだけで本当はずっと輝いてる。いつか見えなくなっても、朝が来ても、胸の中では永遠に輝いてるんだよ。私にとって貴方は星だから…。白い月がいつまでも貴方を明るい道に導いてくれますように。何時だって、何があったって私は貴方の味方だよ。彼はこんなにもありったけの愛を伝えてくれるのに、私は一体彼になにを与えられるんだろうと考えてしまう。本当に彼は寛大な愛を私たちにくれる。依存という言葉は少し語弊を生んでしまうのかもしれないけれど、それくらい彼はアミを、ファンを心から求めてる人。与えてくれる愛の大きさにふと怖くなってしまう。彼が伝えてくれる言葉は何時だって嘘偽りの無い真っ直ぐな愛だった。太陽と共に起き、月と共に眠ろう…まさにそんな人。ステージの上で命を削るような情熱の持った力強い人。少なくとも、今日そんな彼が幸せな夢を見て、眠れているのならそれだけで幸せだな。私が出来るのは願うことと共に歩むことだけ。どうかこの先彼が幸せな想い出だけを両手に抱きしめて歩めますように。彼の小宇宙を詰め込んだかのような光に満ちた瞳が濁りませんように。彼の胸の内は何時だって複雑で、そこに秘められた想いを汲み取るのはあまりにも難しい。私なりに解釈してるつもりではあるけれどこれだって一割も汲み取れて無いかもしれない。だからいつか、貴方の思いの内を話して欲しいな。今はお互い凍った夕焼けの下で立ち止まってしまってるけれど、氷が溶け、再び手を取って歩いて行ける日が早く来ると良いね。私も貴方と共にこの道を歩きたい。物凄く貴方に会いたいよ、ジョングク。


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still with you 歌詞

僕を掠める貴方の微かなあの声
僕の名をもう一度だけ呼んでください
凍ってしまった夕焼けの下で
立ち止まっているけど
貴方と1歩ずつ歩いてゆきます
still with you

暗い部屋で明かりひとつも無しで
慣れてはいけないのに
それがまた落ち着くんだ
静かに聞こえるこのエアコンの音
これでもないと
僕は本当に駄目になってしまいそうなんだ
共に笑い共に泣き
この単純な感情が僕の全てだったみたいだ

いつかまたあの時出会うなら
目を見ていいます
「会いたかったです」

うっとりとしたあの記憶の中で
1人踊っても雨が降るじゃないか
この霧が晴れる頃
濡れた足で駆けつけるよ
その時僕を抱きしめて

あの月が1人寂しく見えて
夜空で明るく泣いているようで
いつか朝が来ることを知りながらも
星のように君の空に留まっていたかった

一日を、その瞬間を
こうなることを知っていたなら
もっと留めておいたのに

いつ頃だろう
また貴方に出会うなら
目を見ていいます
「会いたかったです」

うっとりとしたあの記憶の中で
1人踊っても雨が降るじゃないか
この霧が晴れる頃
濡れた足で駆けつけるよ
その時僕を掴まえて

僕を見つめる淡い微笑みの裏側に
美しい紫色の光を描いてみます
お互いの歩みが合わないことも
あるかもしれないけれど
貴方と共にこの道を歩みたいです
still with you


@/mingo_twt様より