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息子の変声期は突然に〜驚くべき大人への入り口


こんにちは
‼︎ ボイスコーディネイターの日高です。

 今日は私の息子に訪れた、突然過ぎる変声期について。。(^^)


 息子が小学6年の初め頃、朝起きてきて『何か声が出しにくい〜』と、いつもより濁った感じの声で訴えて来たのが始まりでした。

 この頃、私の頭の中に『変声期』というワードはうっすらあったものの、周りでもまだ変声期を迎えていない子が多かった事もあり、漠然と変声期が始まるのは中学生ぐらいかと思っていたのです。

 ですから、『あらま、口開けっぱなしで寝てたのかもねぇ⁉︎ 』なんて、軽く受け流していました。喉が痛かったり、体調が悪いわけでもないし。。でも、もしかしたら風邪の前触れかなぁ?とも思いましたが。。



 ところが、その次の日。。
‼︎

 『おはよーーー』。。んっっ⁉︎ 誰っ?低〜い男性の声が背後から聞こえ、理解不能な状態で一瞬フリーズ。。その当時はまだ旦那も居たのですが、旦那とは明らかに違うハスキーボイス。。  

 私『うわっ!!まさかの変声期??』、息子『そうみたいだね(笑)』それにしても、こんな突然にやってくるの〜??心の準備ってものが。。



 変声期といえば、古庄 紋十郎(ふるしょう もんじゅうろう)さん。音楽の教材として変声期を記録した音声が残っていますが、聴いた事がある方も多いと思います。(YouTubeにもありました‼︎)


 古庄さんは合唱団に所属しており、ボーイソプラノとして透明感のある声の持ち主でしたが、徐々に失われていく自身の声に戸惑いと、決して抗う事の出来ない事象に憤りさえ感じていたようで、聴いていて切ない感情が湧いてきました。


 ただ変声期の完了後はテノールとして低くなった声での歌唱が録音されており、少年から青年へ成長していく中で様々な葛藤を乗り越えた先に、このような安定した歌唱を手に入れたのだろうか。。などと、聴きながら思いを馳せたりしたものです。


 古庄さんの記録は、変声期完了までなんと3年を要していて、この記録をだいぶ前に聴いて知っていた事もあり、変声期は長い期間を経て徐々に進んでいくものだと思っていたのです。



 ちなみに我が家は『二姫一太郎』。。長女、次女、長男の順で次女と長男の年の差が5歳あり、子育て自体も間が空いたので、長男の子育てはこれまでの経験を引っ張り出しながら。。と同時に、男の子の子育ては未知数だらけ。


 変声期一つとっても、女の子にも厳密にはある事はあるのですが、長女と次女の変化は非常に緩やかで殆ど感じなかったのです。今でもいつ、どのような状態で変化があったか。。全く思い当たりません。



 それが息子に至っては、うわ〜、これかぁ、男の子の変声期!!こんなすぐ別人の声になっちゃうものなのぉ⁉︎ って、かなり焦りました。そして声変わり後の息子の声を聞く度に大人になったように感じ、成長をひしひしと感じたものです。

 毎日近くにいるからこそ、ほんのちょっと背が伸びたとか顔つきがだんだん大人っぽくなってきているとか、変化はあってもそこまで意識に上らない事が多いんですよね。



 しかし、これだけ急激な変化を目の当たりにすると『俺だって大人に向かって成長してるんだから、いつまでも子ども扱いすんな』なんて言葉も聞こえてくるようで、いつまでも末っ子扱いしてたらイカンなぁと自戒の念も込めて感じた出来事でありました(^_^;)



 もし、読者の方の中で、男の子のお母さんがいらっしゃったら、変声期の様子どうだったかぜひ聞いてみたいです(^人^)もっとビックリなエピソードがあるかもしれませんね(^^)/~~~

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