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ワーケーション試行錯誤録

この記事は、キャンプAdvent Calendar 2021の12/13の記事です。


キャンプ・ワーケーションへの意識の芽生え

こんにちは。都内でサラリーマンをやっているnamitoと申します。コロナ禍ある程度落ち着きましたが、この2年間で、みなさんの職場はどのような変化を遂げたでしょうか?

私の働く株式会社ツクルバという会社では、出社を前提としない働き方、オフィスの座席のフリーアドレス化、テレカンルームの設置など、with コロナ/ after コロナを見越した働き方/オフィスに変貌しました。

特に私たちの所属するプロダクト開発を行う部門は、リモート勤務前提での働き方を強く推し進めており、インターネットさえつながる環境があれば、どこでも仕事ができる状況を作ってきました。

とはいえ、自宅にこもって仕事をしていると息苦しくなりますよね。特に昨年などは、20年以上前、大学時代の定期試験前に一人暮らしの部屋で息苦しさを感じていたときの鬱憤を思い出して、すごく萎える生活をしていました笑。

そんな鬱憤の解消方法って気がつけばなんとなくネットで検索していたりしますよね。そうこうしているうちにいつの間にやらYouTubeでおでかけ→アウトドア→キャンピングカー→キャンプとレコメンドされていき、あっという間にキャンプをする気が醸成されていて、昨年の夏頃からファミリーキャンプをはじめるに至りました。

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ファミキャン当初の構成

キャンプにドハマリしたことは言うまでもありません。昨年夏にはじめて、昨年中だけでも10回ほどキャンプをしました。そんな中ファミキャンをすることで、ある芽生えてきた意識がありました。

「平日にもひとりでキャンプがしたい」

前述のとおり、インターネットさえつながればどこでも仕事ができる状況であったので、自宅に缶詰になっている鬱憤を晴らすために、ワーケーションを模索するようになったのです。

前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、こういった経緯で一年間模索し続けたワーケーションについて試行錯誤してきたことを記していきたいと思います。


ワーケーションの環境づくり

ワーケーションはただ遊びに行くわけではないので、働くにあたっていくつか制約条件があります。まずはそこを整理してみるところからはじめました。

  1. 始業時間までに設営できること

  2. インターネットがつながる環境

  3. 電源確保

1.始業時間までに設営できること

働くために心地よい環境を作るためにワーケーションに行っているので、十分に働けないと意味がありません。
もちろん一日のスケジュールとトレードオフしながら朝遅めに働き始めて、夜遅くまで働くという柔軟な働き方を選択する方法もありますが、キャンプ場の夜はやること/やりたいことがたくさんあるため、自分の中では基本的に、始業時間までに設営できるキャンプ場を選ぶことを条件にしています。

富士山近くのキャンプ場は朝早いところが多いので大変お世話になっています。代表的なところで言うと、ふもとっぱらキャンプ場は、8:30チェックインなので、10:00の始業までに十分準備できるため、今年だけで8回ほど利用させてもらっています。

2. インターネットがつながる環境

私はワーケーションのインターネット環境はスマホのテザリングを利用しています。キャンプ場によってはWiFiが飛んでいるところもありますが、安定して環境を確保するには、自前で用意するのがベストです。

5G時代になって、再びデータ通信量が定額のプランが多く出てきて嬉しい限りです。私はdocomo契約なので「5Gギガホ プレミア」プランを利用しています。

あとはそもそも電波がつながるエリアかどうかというのが、一番大事になります。Zoomを始めとしたTV会議も多いので、4G以上で電波がつながらないと仕事をするには厳しいですね。自分の中で3大聖地のひとつである、道志の森キャンプ場は、週末キャンプで下見に行った際、電波の通らない場所が多かったため、ワーケーションでは避けています。

3.電源確保

電源確保はすこぶる大事ですね。

私の場合、当初は足回りと一緒に揃える戦略を立てていました。そもそもファミリーカーは奥さんがメインで利用している車のため、ソロキャン/ワーケーション用に2台目の車を確保したのですが、その際、ハイブリット車を選択し、オプションで防災給電用のAC 100Vコンセントをつけました。

しかし、キャンプを進めるにつれて、普通のハイブリット車では、電池容量が少ないため、発電のため頻繁にエンジンがかかってアイドリングすることがわかりました。
EV/PHEVなどは良いんでしょうけど、アイドリングするとキャンプマナー的に良くない(禁止のキャンプ場もある)ので、せっかくオプションつけたのですがこの方法は断念しました。

最初はハイブリッド車のコンセントから給電

次の方策はモバイルバッテリーです。私はPowerArcの小さめ(346Wh)のモバイルバッテリーを利用していますが、1〜2泊のワーケーションであれば、まったく問題なく使えます。

最近はモバイルバッテリーで給電

ワーケーションのメリット

環境を試行錯誤しながらワーケーションをしているわけですが、私が思うワーケーションのメリットを3つ紹介したいと思います。

1.平日なのでキャンプ場が取りやすい

みなさんが好きなキャンプ場はどちらでしょうか?
私の3大聖地は、ベタですが以下の3つです。

  • ふもとっぱらキャンプ場

  • 浩庵キャンプ場

  • 道志の森キャンプ場

このうち、道志の森は前述のとおり電波の都合上選択しませんが、ふもとっぱらや浩庵は、超人気キャンプ場にもかかわらず平日だと割と予約しやすいため、気軽に行くことができます。ワーケーションキャンプの最大のメリットはまさにここではないでしょうか。

ふもとっぱらキャンプ場
浩庵キャンプ場

2.ドキュメント作成の観点整理にいい(と思っている)

キャンプワーケーションも仕事内容によっては向き不向きがある気がしています。気が散るので、プログラムを書くことなどは向いてないなと思います。(あくまでも私の場合ですが)

私の仕事としてはドキュメンテーションすることが多いので、そういったときに観点整理として、大局-局所 / 抽象-具体 / 客観-主観を行き来しながらまとめていく場面があります。そんなとき、キャンプ場で壮大な自然をみながらこの辺の頭のスイッチを大きく動かすのってとても有用だなと思っています。「なんて自分はちっぽけなんだ!」と思いながら、ちょっと大胆な考え方・書き方してみよう!とか考え直す機会になったりします。

3.休日の前日に行くとワーとケーションのバランスがいい

ワーケーション楽しむなら、休日の前日がおすすめです。しっかりワークをやりきって、夕方になると「翌日まで楽しむぞー!」っとスイッチが切り替わる感じがたまらないです。もちろん翌日は休日なので、夜は楽しくお酒も楽しめます!

仕事が終わった瞬間この環境があるとたまらない!

ワーケーション事件簿

そんなこんなでワーケーションを続けているわけですがたまに事件もあります。そんな中から2つほどお話を。

大雪やばい事件

2月に朝霧ジャンボリーに行ったときのことです。ついたときは雪すら降っていなかったのですが、お昼のMTGおわりにチラチラと雪が。「あ、雪が降りはじめたなー。」と思って次のMTGに臨みます。1時間後そのMTGが終わったときにはもう銀世界。たった1時間なのに、テントの上に大雪が積もっている…。

テントの雪かきをこまめにいれながらMTGに入る、というローテーション。

たったの1〜2hで銀世界に

Zoom MTGの相手からは「北極ですか?」と言われる始末。
PCの利用下限温度より温度が低かったと思いますし、よく壊れなかったし、よく生き抜いたなと思います笑。

管理人アットホームすぎて…事件

アットホームな管理人さんのいるキャンプ場って素敵ですよね。面倒見もいいし、普段家族で行くときは感謝しか感じません。

ただし、ワーケーションのときって通信先に相手がいるし、状況によってはとてもシビアな話をしていることも多いじゃないですか。そんなときに、管理人さんに状況を知らずに気軽に話しかけられてこられると、MTGが中断して、MTG相手に迷惑がかかることがあります笑。

一度、おしゃべり好きな管理人さんに、状況知らずに話しかけられて、間髪いれずに5分間話し続けられて、MTGがそのまま5分間止まったことがありました笑。

こういうのも、ワーケーションのキャンプ場選びの制約になるかもしれないですね笑。


まとめると、ワーケーションは最高の働き方です!

いろいろありますが、ワーケーションは本当に私の救いとなっています。

ワーケーションをするようになった今年、年間のキャンプ回数は30回超えです。毎回段取りを考えながら環境を用意し、その後始業すると頭もすっきりしていますし、壮大な風景をみながら視点を変えて仕事もできる。仕事が終わると、焚き火、キャンプ飯、お酒が待っている。最高の働き方を見つけたなと常々感じます。

キャンプ飯最高ですよね!

自宅でリモート仕事をしていて、鬱憤溜まっているなと思う方がいらっしゃいましたら是非、ワーケーションしてみるのはいかがでしょうか!

最近は黒ギアを集めています!


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