日本酒を味わうことを「きく」というのはなぜなのか?

「利き酒する」「酒を利く」って言いますよね。

小泉武夫先生のコラムではこのように書かれています。

”『広辞苑』によると、「聞く・聴く」には「(「利く」とも書く)物事をためし調べる」という意味もあり、その語義を細分すると、1嗅ぎ試みること、2味わい試みることなどに分けられる。”

”嗅ぎ試みることも味わい試みることも、いずれも「きき酒」の意味に通じていることから、「酒をきく」の「きく」は「聞く」から来たのではないかとする説がある。”

「味わう」事も「嗅ぐ」事も含めて「聞く(利く)」と表現できるんですね。

僕のイメージとして、「味わう」ではなくあえて「利く」と表現する場合、「より注意深く」というニュアンスが含まれるように思います。

本来舌や鼻で感じるところ、耳の感覚まで動員するくらいの勢いで「きく」という事でしょうか。

本来ないはずの「日本酒の音」がきこえてくるくらい「きく」事で、日本酒をより深く知ることが出来ればいいなという想いも込めて、noteのタイトルは「日本酒の音」にしてみました。(日本酒noteと掛かっているのもありますが)

これから、合間を縫って更新していきますので、是非フォローして頂ければ幸いでございますm(_ _)m

※ちょっと脱線だけど、「菊」を名前に入れる日本酒銘柄って多いですよね。確かこれには由来があったはずですが、忘れてしまいました…参考文献などが見つかればまたそのことも改めてnoteに書きたいと思います。


よろしければサポートをお願いいたします! 次の記事作成へのモチベーションになります!