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私のメニエールになったころのお話

今日は、私がメニエール症候群になった時の事をお話します。

初めの症状

36歳のころです。
子どもは、小学1年生、幼稚園、下が3歳くらいでした。
なんかしんどい、だるい、
熱を計ると、36.8度から37度くらい。
時に、昼からが微熱で、夕方には下がっている。
頭が重い

テレビで更年期障害が30代後半でもなるというのを見て、
これかもしれないと、産婦人科へ行きましたが、
先生は、年齢を見て、まだ早いだろうと、
漢方を処方してくれて、検査などは、しませんでした。

漢方を飲んでもしんどいので、よく、
昼間は、ごろごろ寝て過ごしていました。

ある時、電話の受話器を右手でもって右で聞いた声が
異様に聞こえにくくて、耳鼻科に行きました。
そこで、メニエール病の疑いという事で、
イソバイドという薬を飲み始めました。

その時は、めまいは、なかったです。
耳閉感、右耳の聴力が落ちている。(時に低音)
眼振などを見て、メニエール症候群という診断でした。
その後、イソバイドを飲むと、耳の詰まり感は減ったので、
耳鼻科の先生は、その薬が効くという事は
メニエールだと考えて間違いないという事でした。

メニエール病は、画像的な診断ができないらしいです。


鍼灸院に通う

知人に「最近なんかしんどいねん」というと
「あそこの鍼はなんにでも効くから、だまされたと思って
行ってみたら?」
と鍼灸院の名前と電話番号を書いてもらいました。

なんにでも効く?
逆にあやしいと思いました。

1カ月くらい経ってもしんどいのは、変わらないので、
だまされてもいいかと思って行ってみました。

それが、私の人生を変える事になった鍼灸院です。

ある日、回転性のめまいが起き、
夫の運転で、鍼灸院に連れて行ってもらい、這うようにして、
ベッドまで行くも、帰りにはスタスタと普通に歩けたことに
感動しました。

それでもメニエール病はなかなか手ごわく、
半年くらいは、イソバイドという薬を飲み、
鍼灸院にも通いました。

原因

当時、3人の子育てで、特に、3人目は、今までも書いたように
癇癪がつよくて、子育てに悩んでいました。

買い物に行っても、泣く、逃げる、いなくなる、など
常で、買い物恐怖症でした。

さらに、夫は、帰りが遅く、12時を回る事も多く、
それを待って、寝ていましたから、1時を過ぎての睡眠とかでした。

しかし、今思うと、夫の育児の協力のなさや、
メニエール病を分かってくれなかったのも
辛かったと思います。

夫も、仕事が忙しく辛かったんでしょう。
でも、その辺から、気持ちがすれ違っていたのでしょう。

メニエール病になってからは、
夫に「悪いけど、先寝とくわ。ご飯は自分で温めてね。」と
子どもと一緒に、10時に寝るようにしました。

そして、夫が帰ってきたのに気づいても、
布団から出ない、起きない、起きてしまうと、もう寝られなくなるからです。
睡眠の確保は、効果があったと思います。

しかし、夫婦の関係には、よくなかったと反省です。

メニエール病や、更年期障害、自律神経失調症などの
症状は、他人から見て、分からないという事が、
患者さんを余計追い詰めてしまう事があります。

「しんどい言うけど、気持ちの問題じゃない?」と
家族に言われているケースは、よく聞きます。

違うんです!
しんどい言うてるんやから、しんどいんです。

今まで、言われなくてきただけなんです。

分かってあげてほしいです。

私のメニエールは、今は完治なのか、
影を潜めています。
もう10年以上、症状は出ていないので、
完治なんでしょう。

この経験は、鍼灸師の仕事に生きています。

メニエールさん、ありがとう。

今日もよい一日を!

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