わてノート 能登半島地震 復興状況などまとめ(5月25日)
食料インフレの話題も増えてきてチョコレートやコーヒー、オレンジなんかそろそろ食べられなくなるかもなと思っていましたが、お米も値上がりしているようですね。
昨年の作況で不作とか言ってたかな?と思って過去のニュース見直すと新潟や秋田が不良気味だったんですね。コシヒカリやアキタコマチですね。
そんなわけで山形産米が売ってたので今日はそれを買ってみました。
コロナが2020年でスペイン風邪が1918年だったので1920年代ってどんな年だったんだろうと思って本とか読んでいましたが、むしろ70年代オイルショックからプラザ合意85年の雰囲気にも似てそうな気もしてきました。学び直しが必要ですね
さて、今週分の能登半島地震の復興状況で火曜日確認しきれなかったところを確認していきます
公共インフラ
都市ガス:復旧済み
LPガス:2月末に応急復旧完了、通常出荷体制に移行
電気:石川県内の停電は、安全確保等の観点から電気の利用ができない家屋等を除き 復旧。(4/2 経産省)
通信:ドコモとAUで一部支障ありで車載型基地局で応急復旧中
地上波(テレビ・ラジオ):復旧済み
上水:3月末を目安。2230戸が断水(5/21)
下水:3月末を目安 管路施設:点検対象 18 市町村 (被害無 :1 市町村、機能確保済 17市町村)(珠洲市の立ち入り困難な一部地域を除き)(5/14)
交通インフラ
能越道:(のと里山空港 IC~穴水 IC)【1 区間】北向き通行可、南向き通行 止め
補助国道: 40 区間通行止めのうち 32 区間(約 8 割)復旧 現在 2 路線 8 区間で通行止め
都道府県道等 :3 県 145 区間通行止めのうち 108 区間(約 7 割)復旧 現在 37 区間で通行止め
JR七尾線:七尾駅~和倉温泉駅間は、2/15 から運転再開
のと鉄道:4/6全線開通
のと空港:民航機運航再開(1/27)(4/15から毎日運航)
その他施設
砂防 土砂災害:455 件 新潟県 18 、 富山県 13 、石川県 424
河川:5 県(新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県)に所在する 12 水系 17河川で点検を完了
港湾 七尾港:8岸壁中3岸壁が利用可能、輪島港:1岸壁が利用可能、飯田港:2岸壁中1岸壁が利用可能、小木港:5岸壁中5岸壁が利用可能
医療機関:石川県の医療機関において全施設断水解消(4/5)
社会福祉施設:高齢者施設断水70か所、障がい者施設断水27か所停電1か所(4/26)
ダム 96 ダムの全てで点検終了。うち 94 ダムは異常なし。 2 ダム(石川県管理)で損傷を確認
防災重点農業用ため池:新潟県1か所、富山県11か所、石川県 276か所、福井県1か所で堤体に損傷を確認
農業集落排水施設:被害あり新潟県11か所、富山県20か所、石川県72か所
廃棄物処理施設関係:石川県、し尿処理施設2か所停止中、焼却施設など全復旧、最終処分場7施設停止中、新潟県焼却施設1か所停止中
お住まい・避難所
人的被害 死者245名 重傷320名
住家被害
全壊 8571棟(新潟 106 、 富山 244 、 石川 8221)
半壊 20402棟(新潟 3065 、 富山 741 、 石川 16584 、 福井 12)(5/21)
応急住宅仮設:6188戸着工、4039戸完成(5/21)
避難者数:(1次)1801人(広域)134人(2次等)1663人(5/21)
内閣府 非常災害対策本部
半壊戸数が少し増えて20402戸となりました
自衛隊の活動内容はいまはとくにニュースにも上がっていませんが、給水活動と入浴支援活動が実施中のようですね。
物資輸送は緊急道路が使えるようになるまで実施、給食もそれにともなう物資等の状況で実施という感じでしょうか。水関係はまだ水道が使えない地域があるのでそれまでは実施というようなルールがあるのかと思われますね
石川県
県の方では6月補正予算の記者会見がありました。
、復旧復興、成長戦略、緊急度の高い事業という趣旨ですが、内容は復興本部で取り上げられていたものと重複もありそのあたりが6月度補正で予算組まれたということでしょう
液状化や宅内配管補修についてで支援がありますので、関係の方は役場などでお問い合わせください
祭りの支援やサテライトキャンパスについては創造的復興ででていたものですね。それからボランティアなどの支援ニーズマッチングを行う官民連携復興センターと被災事業者の支援がでています
応援プロジェクトと伝統工芸の支援や食文化の魅力発信も創造的復興ででていたものですね
水道の整備計画と被害想定の見直しがでてきました。地震を受けてインフラ整備と防災対策ということでしょう
あとは建物の老朽化移転とDXGX推進ですね。
資料がたくさんあるので全部見切れていませんが、20日に第3回の復旧復興本部会議があり、その中の「石川県創造的復興プラン(仮称)」とあり、これの一部分が補正で組まれたものと思われます
概要資料がまとまっていますので、これを少し見ていきます
能登が示すふるさとの未来というスローガンをかかげて復興を目指していくということでしょう
災害に強い地域づくり、なりわい再建、コミュニティ再建、暮らしと学びの地域づくりの4つの柱となっています。防災に強くて暮らしと学びとコミュニティがあって、なりわいがある地域づくりということでそれぞれ必要なことなので普通の流れでしょう。あとはそれぞれが関係しあうような形となるのかどうかでしょうか
象徴的なプロジェクトをリーディングプロジェクトとよぶようですが10程度記載がありますね。1番目は連携復興センターを中心に関係人口の拡大というもので地域創生なんかででてきた関係人口拡大なんかと同じようなもんなんかなと思います
2と3は学びで学校関係ですね。こういうのはお題目より実際に落とし込むのが難しいのと結果が出てからでないと伝わらないので時間がかかる想定でいないといけないのかなと
4から8はインフラや産業関連で、さきほどのだと防災につよい地域づくりのくくりになるのかと思われます。こういうのは昔の日本行政が得意なところで項目も多いですね。まあ箱ものは作れるとはいえそれも昔と変わってきていますが。
なりわいのくくりになるんですかね、観光関連とかになるのが9から12です。ざっくり感ですが場所の整備とかに予算がつくのかなというかんじではありますか。
3月の2回本部会の時のリーディングプロジェクト案が上記の8つでしたので、大枠は同じでしょうか。まあ国や県が決めるものっぽい感じではあります
NHK
石川 輪島 被災者から生活の悩み聞き取り行政の支援につなぐ | NHK | 令和6年能登半島地震
輪島港の復旧・復興の検討会 移設せず復旧工事進める方針確認 | NHK | 令和6年能登半島地震
石川 輪島 老舗のしょうゆ製造会社「米こうじ」づくりを再開 | NHK | 令和6年能登半島地震
石川県「災害関連死」30人認定 能登半島地震で初 死者260人に | NHK | 令和6年能登半島地震
石川 珠洲 道の駅で地元特産の大豆を使った豆腐づくり再開 | NHK | 令和6年能登半島地震
その他
こうやってみると奥能登の復興はまだまだ時間かかるなあとの印象ですね。しんどいニュースは表に出てこなくなるし、地元もしんどいニュースばかりだとツラいので明るいニュースも欲しいとなったりするのが3か月超えてからの人の心理なのかなと。でも明るいニュースの裏にはまだまだあるということですね。
チャップリンの本読んでて、彼はあの「独裁者」というヒトラーモチーフの映画を作ったのですが、そこで描いたのは<笑い>こそが困難に打ち勝つ武器なのであるということだったんですね。ドイツはもとより本国アメリカでも反対世論で製作は困難を極めたようですが、最後は勝てた。生き延びる方法は困難を笑うこと、それは困難な状況に陥った人に与えられる特権かもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?