言葉

昔、言われて嫌だったこと、されて嫌だったことが、何年経っても、ふと頭に甦って来る。

しかし、甦るからといって、悲しい悔しいといった感情になる訳ではなく、ただ、その言葉を「自分はダメなやつだ」という事の裏付けに使ってしまうような感じ。

生きていれば人から言われた心ない事の数も、どうしたって増えていくと思うけど、こんな風に、自分のダメさの裏付けとして思い出したりすることって、皆さんにもあるのかな?と、思ったりしました。

なぜ、その言葉がリフレインされるのか、紙に書き出すなどして分析した方のが良いのかなあ。

私が最近、脳内再生させてしまう言葉や記憶は、会社員時代に、関係ない部署のおじさんに、「なみさんは、結婚して仕事辞めた方が良いんじゃないか」と言われた事だ。これが、脳内では「お前はとてもじゃないが、社会で働けるような人間じゃない」となっていて、今もかなりの呪縛となっている。会社員時代、あまりにひどい働きぶりだったので、遠まわしの退職勧告をされていたとしても全く不思議ではないし、実際辞めたけど。

会社員時代に押された烙印を否定したいがために今まで、ガムシャラに突っ走って来た感じがあるけど、一度押された烙印は簡単に消せないし、事実である分だけ、もしかしたら体内の根深いところに吸収合併されているようにも思う。

あとは、昔付き合ってた人に、花見の宴会で、自己紹介をしてる時に、みんなの前で、「つまんない」コールをされた事もリフレインされます(笑)

「使えない」「つまらない」「お前はいらない」

ヒトは残酷だ。原始時代、あまりにも集団の足手纏いになる人間は、一定数、仲間からリンチされて殺されていたと知った。それが、集団として生き残るために仕方ない自然の摂理なのだとしたら、、そしてもしも今が原始時代だったなら、私は集団リンチにあっていた方の人間かもしれない。

こうして徹底的に自らを打ちのめすのも、他の人から更なる反論や追い討ちを受けないための自己防衛な気もする。言われなくても分かってますよ。と言えるために…

不毛だ…笑


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