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オンライン授業特集

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ライブの授業が大好きな英語教師が、新型コロナウイルスの影響で止む無く担当する全部の授業をオンラインに変えました。そこで気付いたこと。ライブとは違う、対面とは違う部分や留意点につい…
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#オンラインレッスン

天使?悪魔?やっぱり天使

 オンラインレッスンを4ヶ月、ほぼ毎日続けてみての感想。 最初は無我夢中。出来る限りの方法を使って子どもたちの目を少しでも広いところへ。生徒の中にはオンラインになったことでよく話す様になった子もいるし、その不便さ故に声を大きく出したり表現が大きくなったり、と伸びた子も多数。ワクワクした。  対面でない分画面を挟む分、より大げさに表情と声色とを使って子どもたちにたくさんの前向きな感情を届けたい。そう思って一人で画面に向かい大きな声を出し、オーバーアクションで話した。でも学校が始

オンライン授業で見える問題とその解決

 新型コロナウイルスの影響で学校の学びが止まった。私は自分の英語教室をどうするか、選択を迫られ安全を取った。教室がクラスターになっては学びどころではない。オンライン授業にします、と数日で決めて各家庭に連絡。月曜日からのレッスンの為に週末は各家庭とのテストに明け暮れた。  そうして始まったオンライン授業から2ヶ月。英語教室でお月謝をいただいている以上、クオリティを下げてはいけない。むしろオンラインで触れ合いが制限される上、休校や自粛で不安や淋しさを抱える子どもたちに、いつもの明

オンライン授業の意味

 新型コロナウイルス禍をきっかけに、オンライン授業の是非が問われる様になってきた。休校で慌ただしかった教育現場は、休校が長引くことを視野に入れてオンライン授業を模索し始めている。  そこで、既にオンライン授業を取り入れている私の目で見たオンライン授業に出来ること、その意味について書いてみたいと思う。アフターコロナで自分がガムシャラにしてきたことを振り返る時のための覚書として。 2月下旬〜私にとってのオンライン教室〜 私がオンライン授業を始めたのは、新型コロナウイルスが言われ

オンラインでわかった理想のレッスン

 このところの新型コロナウイルス騒動で、子どもが集まる教室でのレッスンが出来なくなった。出来なくなったと言うと受動的だが、私はフリーの教室運営者。誰かの決断に従うのではなく、自分でレッスンをするのかどうか選ぶことが出来る。そこで他国が取っていた「人との接触を断ってウイルスの広がりを抑えた」という話を支持して私も出来るだけ子どもたちを危険に晒さずに英語のレッスンをすることを考えた。  しかし世間では学校の休校が決まって実施するまでたったの3日。私もそのタイミングでの決断を迫られ

オンラインレッスンの留意点(心理面)

突然始まったオンラインレッスン こんにちは。新型コロナウイルスの休校に伴い、私の英語教室も「より子どもたちが安全安心に英語を学べる環境を」という思いで、オンラインレッスンに切り替えました。元々昨年夏に大人の方々に向けたオンラインセミナーを行なっていたので、オンラインに変えること自体私自身さほど高いハードルではなかったのですが、何よりも今回は子どもたちの学ぶ環境を変えるという心の面でのハードルが高かった様に思います。  私が子どもたちとの対面レッスンで一番心がけていることは、