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日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて

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日々こつこつ更新していく小説第一弾として、わらしべ長者に憧れる主人公の日常と動向を描き更新しています。そのとりまとめをしています。
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記事一覧

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十六話 

あとがき ふと思いつきで続けてみた日々こつこつ小説。 お読み下さってありがとうございます…

naminoto
1か月前
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日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十五話

『こんなご縁ってあるんだなぁ。』 家に戻ると、ゆうは前に自分が置いてきてしまった猫を飼っ…

naminoto
1か月前
3

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十四話

『まさか!そんな?!』 ゆうは半信半疑で、猫をもう一度良く見た。 「あ!」 以前ゆうが拾…

naminoto
1か月前
4

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十三話

店を出てしばらく歩いていくと、遠くから手を振る少女が見えた。 グラデーションのきいた大き…

naminoto
1か月前
7

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十二話

その人は、にこっと微笑むとそばへ近付いて来て 「急な雨で、困りましたね。」 「良かったら、…

naminoto
1か月前
4

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十一話

『今日はところにより雷雨でしょう。 お出かけの際は空の急変にご注意下さい。』 「やばっ!…

naminoto
1か月前
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日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第十話

『何か平和だなぁ。』 特に変わったこともなく、淡々と過ぎて行く毎日ながら、ゆうは穏やかな日常を満喫している。 今日は休日。  ゆうは布団の中で寒さをしのぎなから動画配信を見ていた。 ゆうが好んで見ているのは、芸能人が配信している動画や、音楽の動画。 芸能人の日常も知れたり、いつもテレビで見ているのとは違った所がみれたり、『そういうとこ、自分と変わんないな』とか『そんな努力してるんだ』とか、自分の生活と比較するのも楽しんでいた。 『へぇ~、この人猫飼ってたんだ。かわい

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第九話

「おはようございます!」 「おはよう!」 いつものように挨拶を交わす。 今日もいつもの日…

naminoto
1か月前
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日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第八話

駅に着くと、今日は何故か人が多い。 『何かあったかな?』 季節柄、旅行者も多く、どうやら…

naminoto
2か月前
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日々こつこつ小説 〜わらしべ長者になりたくて 第七話

翌日からゆうは、わらしべ長者になることばかり考えないようにした。 〜したら、〜しなくちゃ…

naminoto
2か月前
2

日々こつこつ小説 〜わらしべ長者になりたくて 第六話

家に着いてからも子猫のことが気になって気が気じゃないゆうだったが、どうする事も出来なかっ…

naminoto
2か月前
2

日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第五話

その日の帰り道。 ゆうは、また少し落ち込んでいた。 『何か自分が励まされてばっかりだ。』 …

naminoto
2か月前
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日々こつこつ小説 〜わらしべ長者になりたくて 第四話

ゆうは今日も悶々としていた。 『何やってんだろう。』 いつものように駅へ向かうと信号待ち…

naminoto
2か月前
3

日々こつこつ小説 〜わらしべ長者になりたくて 第三話

ピピピピッ ピピピピッ ピピピピピピピピ 『うーん。』 頭上のスマホを手探りで掴み寝ぼけ眼で音を止めたゆう。 『あ~。朝か』 大きく深呼吸し、伸びると一瞬目を閉じた。 ・・・・・・・・・・・ 『ん?』 『!!!』 「やばっ、やっちまった」 ゆうは慌ててベッドから飛び降り、そばに置いてあった服に急ぎ着替えるとそのまま外へ飛び出した。 『遅れる!』 駅までの道は歩いて10分程。ゆうは必死に走った。 『ぎりぎり間に合うか』 改札を抜けて階段を上がろうとすると 「