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ゆる不妊治療58 番外編

仲良くしてもらっている先輩がいる。わたしより5歳年上のお姉さん。
その人はわたしより2.3年前から不妊治療を始めたと思う。
よく一緒に飲みに行ってくれたけど、不妊治療を始めてからは「いま飲めない期間だから」と言って禁酒をしていた。お酒が好きな人だから辛かっただろうな。
職場に話してあるから中抜けして病院に行ったとか、採卵が痛くて泣いたとか、今回もダメだったとかって話していたけど最初の頃は自分も同じ経験をするとは思わずに聞いていたなぁ。

その先輩は年齢なのか体質なのか卵子が育たず1つも採卵出来ないという事が続き、最近不妊治療を辞めたようだ。

不妊治療を辞めた人に相談をするのは酷いことかもしれないと思いつつ、採卵前にメンタルがやられて相談をさせてもらった事がある。
わたしの病院では体外受精は高刺激一択の様子。選ばせてもらうとか先生と相談するとかなく看護師さんからスケジュールと薬を渡されてその通りに従うだけ。こちらの都合を聞かれたことは一切ない。採れる卵は多いけど2.3週間自己注射。1日に1.2本打つ。2.3日おきに病院に通う。採卵から2周期空けて移植という流れ。

先輩は恐らく低刺激。採れる卵は少ない。2週間薬を飲み続ける。注射なし。診察するのは薬を飲み終えた時。そして、状態がOKだったら数日後に採卵。数日後に移植。

経緯が全く違うから、苦労も違う。
注射もなく通院が少ないのはわたしからするととても羨ましい。けど、もしかしたら先輩からすると高刺激が羨ましかったかもしれない。
それぞれの心境は分からない。

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