①♯2カモメ先輩式ビジネス海の学び方(カモメの眼を持つ)

「久しぶりだな!カモメ先輩だ!夏バテしてないか?」

「さっそくだが、前回の課題、やってみたか?」

前回の課題
『給料明細をよくみる。引かれているお金はいくらか?どこに行ってるのか?何に使われているのか?これらについて調べ、探求せよ。』

「この課題を出した理由は、ビジネス海の潮流を作り出す国がいったい何をやっているのかを知るためだ。」

「これをやると具体的には、政治のニュースが多少は見れるようになる。最終的には、国が作り出そうとしている潮流の予測がある程度できるようになることが理想だ。完全に読めなくとも、その政策や法案の意図がわかるようになればOKってとこだ。」

「この課題は、めんどくさがらず自分で調べてほしい。が、初めての課題だし、今回は、ざくっと解説しておくぞ!あくまでも大雑把にざくっとだ。」

「今回は、主に給与所得をもらっているサラリーマンを対象としているから、自営業をしている者はまた別になる。」

「で、給料明細をみると、おそらく、引かれているお金は、次のものだ。」

○健康保険料
○厚生年金保険料
○雇用保険料
○介護保険料(40歳以上)
→コイツらをまとめて社会保険料という

○所得税
○住民税

「まあ、こんな感じだ。当然だが、引かれている金額は、所得の多さによって違う。どうやってその金額になっているかも決まりがある。調べてみるといい。」

「じゃあそれぞれ、その払ったお金が君にどういう恩恵をもたらしてくれるかについて説明してみるぞ!」

○健康保険料
「まず、健康保険料だが、これを払うことで、もらえるものがある。それは、健康保険証というカードだ。そのカードは、君にどんなメリットをもたらしてくれるか知ってるか?」

「まず、そのカードを病院窓口に提示すると、7割引で医療が受けられる。3割負担で良いってのは、つまり、そういうことだ。」

「それで、もし入院とか手術をすることになったら3割負担でも結構な額になるわけだな?100万円だと30万円負担しなきゃいけないだろう?
しかし、医療費ってのはパケ放題(若者には伝わらないか)とか食べ放題みたいに上限が決まってるんだ。いうなれば、医療受け放題だ。実際は受け放題できない仕組みだが。
だから、手術に100万円かかったとして、3割の30万円も払わなくてよくて、もっと少なくていい。具体的に金額がいくらになるかっていうと、所得の多さによって違う。あとは、そのカードに書いてある保険者名称のところになんて書いてあるかでも金額は違う。健康保険組合によって、その金額が2万円でよかったりする。いわゆる、それが高額療養費ってやつだ。自分の自己負担額がいくらになるか知りたい奴は、『(保険者名称) 高額療養費』で検索してみるといい。」

「ついでにいうと、そのカードを持っていると、病気で仕事を休んだら健康保険から傷病手当っていうやつがでる。これは、ざっくりいうと給料の3分の2が、MAX1年半もらえる。」

「ちなみに、自営業や農業などを営む国民健康保険については、若干違う。自営業者に、傷病手当はない。」

「ここまでいいか?」

○厚生年金保険料
「次は厚生年金保険料だ。これは、いわゆる年金のために払っているお金だ。年金ってきくと、じいさんばあさんになったときにもらえる年金をイメージするだろう。それは老齢年金というんだ。」

「年金は、老後の年金だけじゃない。死んだときに遺族がもらう遺族年金。障害を負った時にもらえる障害年金。もらえるかどうかの細かい条件の説明はしない。興味があるやつは調べるといい。」

「ようするに。老齢年金、遺族年金、障害年金。この3つのために君はお金を国に払っているわけだ。」

「そこで、君がいちばん気になることは、いくらもらえるか?ということだろう。」

「これを知るためには、君が払ったお金(厚生年金保険料)がどういう風に流れていくのかを知る必要がある。」

「平たくいうと、君が払ったお金は国が集めて何かをしている。その何かを知る必要がある。」

「それは」

「自分で調べるんだ。」

「もし、今知りたい!と思ったら、そっこーで調べるんだ。知りたい!とかやりたい!という衝動君は、今迎えに行ってあげないと、次第に来てくれなくなる。」

「衝動君から、コイツは、ぼくを迎えにきてくれない奴だと判断されたらおしまいだ。」

「それを繰り返していくと、何に対しても興味を持てない好奇心を失った大人になってしまう。」

「もし、働くことをおもしろくしたいのなら、衝動君をその都度ちゃんと迎えにいってあげて、好奇心を育むことだ。」

「すぐに、答えがわからなくてもいい!あえてそんな課題を出してるからな。君に、答えに辿りつく喜び。答えが見つからないはがゆさ。そういった探究するおもしろさを知ってほしいんだ。」

「じゃあまた次の授業で会おう!」

課題
『厚生年金保険料が、どういう風に流れていくのかを知る。』

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